ライスカレーとカレーライス

イラスト:ライスカレーとカレーライス

最近、ライスカレーという言葉はほとんど耳にしなくなりましたが、20年ほど前まではご飯にかかって出てくるのがライスカレーで別々なのがカレーライスだとか、どっちが正しいとか、何かというと話題になったものでした。
時代的にはライスカレーの語が先ですが、それをいつだれが名付けたかということはわかりません。札幌農学校の創設者クラーク博士という説もありますが、彼が来日する以前、1874年(明治6年)には陸軍(幼年生徒隊)の食堂のメニューに「ライスカレー」が登場していますから、クラーク博士ということは違うようです。

たぶん、幕末に日本にやってきたイギリス人から「curry」を教わった日本人が、必ずご飯といっしょに食べるのだからと「ライス」をくっつけたのではないでしょうか。
そして明治の終わりころの陸軍のカレーの作り方には「カレーライス(カレー汁掛飯)」とありますし、料理の本に「ビーフカレーライス」の語も見えますが(確かにビーフライスカレーとかチキンライスカレーと呼ぶことがなかったようですね)、一般的には長くライスカレーが主流だったようです。

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