【シチューレシピ解説】基本の作り方はこれ!保存方法やおすすめレシピ特集も

クリームシチューの画像

まろやかでクリーミーな味わいに、さまざまな具材のおいしさを楽しめるクリームシチュー。まずは基本の作り方をマスターすることで、色々なシチューレシピに応用することができます。また、シチューの正しい保存方法や、クリームシチューのほかにビーフシチューなどのおすすめレシピ特集も必見です!

【基本のシチューレシピ】

シチューを作るなら、まずはルウを使ったレシピから! じゃがいも、玉ねぎ、にんじんと鶏肉など定番の具材で作る基本のクリームシチューの作り方をご紹介します。一つひとつの工程を丁寧に行うことで、シンプルながらもしっかりとシチューのコクと具材のうまみを味わえる一皿に仕上がります。

クリームシチューの画像

【材料】5皿分

【作り方】

  1. 1 鶏肉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもは一口大(約3cm)に切る。ブロッコリーは小房に分け、さっとゆでる。
  2. 2 厚手の鍋にサラダ油を熱し、(1)の鶏肉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを焦がさないように、全体に油がまわるまで中火で炒める。
  3. 3 水を加え、沸騰したらあくを取り、具材が柔らかくなるまで弱火~中火で約15分煮込む。

    ※あくは多少残ってもよいが、丁寧に取り除くと、見た目と香りや舌触りがよくなる。 ※具材の柔らかさの目安は、竹ぐしやつまようじを刺した時にすっと通る程度。
  4. 4 いったん火を止め、沸騰がおさまったらルウを割り入れて溶かす。再び弱火で時々かき混ぜながらとろみがつくまで約5分煮込む。

    ※ルウを入れる時、沸騰しているとルウに含まれるでんぷんが膜を作り、溶けにくくなるので、火を止めてから入れること。
  5. 5 牛乳を入れてさらに約5分煮込み、(1)のブロッコリーを加えてひと煮立ちさせる。

    ※ブロッコリーは煮くずれと変色を防ぐため、最後に加える。

COLUMN シチューの正しい保存方法とは?

乳製品や野菜類を使用するため、意外といたみやすいシチュー。たくさん作ってあまってしまった時は、正しい保存方法を知って、最後までおいしく食べ切りましょう!

冷蔵保存
調理した翌日までに食べ切る場合は冷蔵保存が可能。あら熱を十分に取ってから、清潔な密閉容器に入れましょう。この時、容器の底が深いと中心部に熱が残ることがあるので、浅い容器に1食分ずつ小分けにするのがおすすめ。食べる分だけ温め直し、再冷蔵は避けてください。

冷凍保存
冷凍なら1ヵ月程度は安全性に問題なく食べることが可能。冷凍用保存容器や保存袋に1食分ずつ小分けにし、空気を抜いて密閉してから冷凍してください。この時、じゃがいもなどでんぷんを多く含む具材は、解凍すると食感が低下するので、事前に取り除くか、小さくつぶすようにしましょう。

※常温保存や鍋のままの保存は、冬場など気温の低い時期でも食中毒の危険性があるため、必ず避けてください。

【シチューレシピ特集】定番クリームシチューやビーフシチュー、試してみたいアレンジレシピまで

基本の作り方をマスターしたら、次に挑戦したいのがシチューのバリエーションレシピ。ひとくちに「シチュー」といっても、ルウや具材の組み合わせによって楽しみ方はいろいろです。定番レシピや、ひと味違ったレシピをご紹介します!

具材のうまみがぎゅっと!白菜たっぷりシチュー

白菜たっぷりシチュー

白菜やきのこなどうまみの強い食材を使ったクリームシチュー。白菜のとろけるような食感と甘み、牛乳のコクがマッチし、食べやすく満足感もある一皿です。白菜から水分が出るので、水分量は少なめにするのがおいしく作るポイントです。

濃厚デミグラスソースの奥深い味わい。ごろっと牛肉のビーフシチュー

北海道シチュー ビーフ

肉や野菜のうまみがたっぷりと凝縮された濃厚な味わいがたまらないビーフシチュー。ごろっとした牛肉の存在感が食欲をそそります。牛肉は肩ロースやすね、ばら肉などお好みのものでOK。すね、ばら肉を使う場合は、じっくりと煮込むことで、肉が柔らかく仕上がります。

ホタテの豊かな味わい!シーフードシチュー

ホタテとほうれん草のシチュー

クリーミーなシチューは、ホタテなどのシーフードとも相性抜群! バターでさっと焼いたホタテのうまみがシチューに溶け込んで、スプーンが進むおいしさ。ホタテは長時間煮込むとかたくなりやすいため、最後にさっと加えるようにしましょう。

子どもも食べやすい!コーンたっぷりコーンクリームシチュー

コーンたっぷりコーンクリームシチュー

シチューと相性のよいコーンをたっぷり使ったクリームシチューのレシピです。おすすめのルウは「シチューミクス スイートコーン」。ルウにコーンパウダーが含まれているので、まろやかで優しい甘さを堪能することができます。コーンは缶詰や冷凍のものでもOK。コーンのシャキッとした食感も楽しい一品です。

卵黄とチーズの濃厚カルボナーラ仕立て「カルボシチュー」

カルボシチュー

カルボナーラがシチューに? 卵黄とチーズの濃厚なコクでカルボナーラの風味を再現した「カルボシチュー」。ごはんに合うように開発されたルウの味わいと食感が特徴です。ベーコンや玉ねぎ、ぶなしめじなど家にある食材と合わせて簡単に作れるのもうれしいポイント。とろみが強い場合や味が濃いと感じる場合は、少しずつ水分を加えて調整してください。

話題になったジョージア料理を再現!シュクメルリ風シチュー

シュクメルリ

日本で近年話題になった、ジョージアの伝統的な郷土料理「シュクメルリ」を、シチューのルウで再現! 鶏肉やさつまいもなどの具材を、にんにくのきいたクリーミーなソースで煮込みます。ルウは溶けやすい顆粒タイプの「シチューミクス」を使うことで、ダマになりにくくなめらかな食感に。お好みでしょう油を加えると、よりごはんに合う仕上がりになりますよ。

おいしいシチューを作るためには、まずは基本の作り方をマスターするところから! 一つひとつの工程をおさえて、ほかのバリエーションレシピにも応用してみてくださいね。

プロフィール

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「シチューのじかん」編集部

このサイトでは、おいしいシチューの作り方はもちろん、その種類や発祥の歴史、意外と知らない豆知識などをたくさん紹介しています。

あったかいスープ、やわらかいお肉にごろっとした野菜。

西欧料理の基本ともいえるシチューの物語をのぞいてみませんか?

シチューを通じて、ほっこり、じっくり、暮らしを満喫していただく、そんな「シチューのじかん」をお届けします。

※掲載情報は、2024年9月時点のものです。
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