【和風カレーの基本レシピ】具材選びとかつお節が決め手!バリエーションレシピも

かつお節の風味豊かな和風カレーの基本レシピをご紹介。具材選びや和風だしの取り入れ方など、カレーを和風に仕上げる調理のコツを解説します。家にある材料で簡単に作れるバリエーションレシピも。いつもと違う和テイストのカレーをぜひお楽しみください!
【基本レシピ】ルウとかつお節で作るほっこり和風カレー
かつお節の風味としょうがの香りが食欲をそそる、和風カレーの基本レシピをご紹介! 家にあるカレールウとパックのかつお節でできる手軽で誰でも挑戦しやすい一品です。

【材料】5皿分
・ ハウス ジャワカレー<中辛>…1/2箱(92.5g)
・ 豚肉(ばら・薄切り)…250g
・ 長ねぎ…1本(100g)
・ なす…2本(200g)
・ しいたけ…3個(30g)
・ ししとう…10本(30g)
・ ハウス 特選本香り 生しょうが…小さじ1・1/2
・ 削りかつお節…1パック(4.5g)
・ サラダ油…大さじ1
・ 水…500ml
【作り方】
豚肉は4〜5cmの長さに切る。長ねぎは5mm幅の斜め薄切りにする。なすはがくを取って縦半分に切り、7〜8mm幅の斜め切りにする。しいたけは石づきを取り、かさと軸に切り分ける。かさは2〜3mm幅の薄切りにし、軸は柔らかい部分のみ使い、手で細かくさく。ししとうはがくを取り、1cm幅の斜め切りにする。
※なすは切ってから塩を少々振りかけて、少しおき、出てきた水気をふき取ってあくを抜きます。そうすることで、形がくずれにくくなります。
厚手の鍋にサラダ油を中火で熱し、1の豚肉を入れて炒める。脂が出てきたら、長ねぎ、なす、しいたけ、ししとう、しょうがを加え、長ねぎがしんなりするまで炒める。
水を加えて沸騰したらあくを取り、削りかつお節を加えて弱火で約10分煮込む。
※削りかつお節は鍋全体にまんべんなく振り入れ、1か所に固まらないようにする。
いったん火を止め、ルウを割り入れて溶かす。再び弱火で時々かき混ぜながら、とろみがつくまで約10分煮込む。
皿にごはん(分量外)を盛り、4のカレーをかける。
※きざんだ小ねぎやみょうがをのせて彩りや食感をプラスしても◎。さわやかな風味が口の中をさっぱりさせるので、最後まで飽きずに楽しめます。
【ポイント】いつものカレーを和風に仕上げるコツ
和食でよく使われる食材とかつお節などを取り入れることで、うまみたっぷりな深い味わいの「和」のカレーに。ポイントを押さえて絶品和風カレーを目指しましょう!
【ポイント1】具材は和食で使われる食材を選ぶと◎
きのこ類(まいたけやしいたけなど)、れんこん、ごぼう、里いも、長ねぎなど和食で使われる食材をチョイスするのがおすすめ。独特の香りや食感、うまみがあり、個性豊かなカレーに仕上がります。
調理のコツは、風味の強い食材を入れすぎないこと。また、あくの強い食材はあく抜きをしますが、水に長くさらすと風味が落ちるので注意しましょう。きのこ類は冷凍してから使うとうまみがアップします。れんこんはさっと煮るとシャキシャキに仕上がり、じっくり煮るとほくほくな食感に。
それぞれの具材で、好みの食感を見つけてみましょう!
【ポイント2】めんつゆやかつお節で手軽に和の風味をプラス!
めんつゆやかつお節、和風だしの素を加えることで、うまみやまろやかさが一層引き立ち、風味豊かなカレーになります。
カレーにプラスする時のコツを押さえて、ぜひ試してみてくださいね!
▼カレーにプラスする時のコツ
めんつゆ | ・食塩が入っているものが多く、しょっぱくなりやすいので、カレーに加える場合は、味を見ながら分量を調整しましょう。 |
かつお節 | ・そのまま加えるだけで和風の風味が出るので、手軽に使うことができます。 ・水から煮ると生臭くなるので、沸騰してから入れるとよいでしょう。 |
和風だしの素 | ・塩辛くなりすぎないよう、少なめに入れるか、無塩タイプを使うのがおすすめです。 |
【ポイント3】ルウの辛さはマイルドな甘口がおすすめ
ルウは、マイルドな味わいの甘口を使うと具材やかつお節の風味が引き立つのでおすすめです。また、辛口がお好きな方は、スパイス感のあるルウを選ぶと意外と和風の味わいにマッチします。欧風カレーなどでブイヨンがしっかりきいたルウは合わないのでご注意を。
【和風カレーのバリエーションレシピ4選】家にある材料でお手軽に!
和風カレーのバリエーションレシピを厳選してご紹介。どのメニューも家にある材料で手軽に作ることができ、新鮮でありながらもどこかほっとする味わいです。具材選びや和風だしの取り入れ方など、カレーを和風に仕上げるアイデアもぜひ参考にしてみてください!
1. 長ねぎの甘みと長いものほくほく感が最高!長ねぎの和風カレー

長ねぎの甘みと長いものほくほく感が新鮮な味わいの和風カレー。長ねぎはたっぷり2本使い、しっかり炒めることで、定番の玉ねぎとは異なるすっきりした甘みを引き出します。だしの風味はかつお節を使えばお手軽! かつお節は沸騰してから鍋に入れると生臭さを抑えることができます。
2.肉なしなのに満足度◎!がんもどきの和風カレー

がんもどきや里いも、干ししいたけがゴロゴロ入った食べごたえ満点のカレー。干ししいたけのもどし汁を加えることで、うまみたっぷりで深みのある、まさに「和」な味わいに。がんもどきは肉のような食感を活かすため大きめにカットし、カレーをしっかり吸わせてうまみをアップさせることがポイント。
3.めんつゆで手軽にお店の味!和風カレーうどん

めんつゆと長ねぎの風味漂う、まるでお店の味のような和風カレーうどん。レトルトカレーと冷凍うどんでパパッと作れるのが魅力です。最後に天ぷらをトッピングしてボリュームアップしても◎。
4.あまったおもちの斬新アレンジ!おもち入りカレー

焼いたおもちに長ねぎやしいたけなどが入った和風カレーをからめていただく、お雑煮風カレー。おもちが和風だしのきいたカレーにマッチ。カレーには和風だしの素、しょう油、みりんを加えて和風な味わいに仕上げます。
和風の具材やだしを取り入れることで、いつものカレーが簡単に和の味わいに。風味豊かな和風カレーをぜひお楽しみください!
▼こちらの和風カレーアレンジもおすすめ!
監修者プロフィール

和田 玲子(わだ れいこ)
食品事業本部 事業戦略企画部 統合プロモーション企画課
管理栄養士・スパイスマスター[ハウス食品(株)認定] として、ハウス食品の商品を通じて、より多くの方にたくさんの食と笑顔をお届けするためのレシピ開発を行う。2023年発売した「X-BLEND CURRY(クロス ブレンドカレー)」のアレンジレシピも開発。メディアでも話題に。
※掲載情報は、2024年8月時点のものです。