【保存版】カレーの隠し味17選!入れるタイミングや味の変化も解説

「今日のカレー、なんだか味が決まらない」「味がマンネリ化してきた」。そんな時、身近な食材を「隠し味」としてちょっとプラスするだけで、いつもと一味違うカレーが楽しめます。 コク・旨み・甘み……など、プラスしたい味わい別におすすめの隠し味をご紹介。あなたにぴったりの隠し味がきっと見つかるはず♪
目次
「甘み・まろやかさ」をプラスする隠し味
酸味の少ないフルーツや甘い調味料を隠し味として加えると、カレーがマイルドに仕上がり、甘みやまろやかさがプラスされます。おすすめの隠し味食材を紹介していきますが、加え方で仕上がりに違いが出る場合があるので、加えるタイミングにも気をつけましょう。
りんご
すりおろしていっしょに煮込むとさわやかな酸味と甘さ、まろやかさが増し、マイルドな仕上がりになります。特にポークカレーにおすすめです。
バナナ
バナナは熱を加えると甘みやコクがより強くなります。すりおろしていっしょに煮込むとカレーにとろみがつき、舌ざわりがいっそうなめらかに仕上がります。
ハチミツ
独特で濃厚な甘さとまろやかさがあり、カレーに加えることで深みのある味わいになります。水といっしょのタイミングで入れて、沸騰後20分以上煮込めば、とろみが切れることなくおいしく召し上がれます。
チャツネ
チャツネは野菜や果物に香辛料を加えて漬けたり、煮込んだりして作るインドの伝統的な調味料です。カレーを煮込むタイミングで入れると、フルーツの奥深い濃厚さ、複雑な甘さがプラスされます。
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「さわやかさ・酸味」をプラスする隠し味
酸味のある食材を加えると、さっぱりとしたさわやかな味わいが楽しめます。トマトやヨーグルトは酸味だけでなく旨みやコクも引き出してくれます。
レモン
レモンの酸味と香りが、カレーの味を引きしめます。レモン汁を仕上げに加えたり、レモンの表皮をみじん切りにして仕上げに振りかけます。
トマト
特にさっぱりと仕上げたい時には生のトマトがおすすめですが、水煮の缶詰、トマトピューレ、水分の代わりにトマトジュースを使っても◎。またトマトはさわやかさ、酸味だけでなく、旨みを増す役割も持っています。
隠し味として使う場合は、カレーを煮込む前に炒めてから入れることで、トマトの旨みがカレーに加わります。酸味が気になる場合は長めに煮込むとよいでしょう。
ヨーグルト
カレーを煮込む時に加えるとさわやかな味に。仕上げに加えてヨーグルトの風味を楽しむという方法もあります。ただし入れすぎると白いつぶつぶが残るのでご注意を。また、肉を漬け込む時(下味)に使うと、肉がしっとり仕上がります。
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「辛味・スパイシーさ」をプラスする隠し味
カレールウにさらに刺激を加えたいなら、隠し味として、レッドペパーなどのお好みのスパイスを加えるのもよいでしょう。スパイスは少量でも辛味が強いものもあります。味をみながら少しずつ加えるのがおすすめです。
レッドペパー<パウダー>・ブラックペパー
「ルウの辛さではものたりない!」という場合は、煮込む時に赤唐辛子をパウダー状にしたレッドペパー<パウダー>(和風スパイスの一味唐辛子でもよい)や、ブラックペパーを加えます。
「香り」をプラスする隠し味
カレーをより自分好みに仕上げるなら香りにもこだわりたいもの。カレーらしい香りが特徴のクミンや、さまざまなハーブを合わせた上品な香りのブーケガルニを使えば、簡単に香りをアレンジできます。
クミン<パウダー>
カレーのいい香りは、クミンの香りが中心です。よりカレーの香りを際たたせたい時に加えるのがおすすめです。
具材を炒めた後、少量の水で溶いて加え、軽く炒め合わせるか、最後に加えてひと煮立ちさせるとよいでしょう。
ブーケガルニ
ローリエやローズマリー等のスパイスを合わせたハーブミックスです。具材といっしょに煮込む時に加えると、肉の臭みをやわらげ、カレーの香りを豊かにしてくれます。
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「コク・旨み」をプラスする隠し味
カレーの味わいに奥深さを与えてくれるのが「コク」と「旨み」。香ばしさや苦味、酸味のある食材を複数組み合わせることで、より複雑で豊かな風味が生まれます。
しょうが、にんにくなどの香味野菜
香味野菜はカレーの香りを豊かにし、カレーの味の特徴づけになります。
つぶしたり、みじん切り・薄切りにしたりして、具材といっしょに炒めるか、すりおろして煮込む時に加えると、カレー全体の風味が引き立ちます。
ウスターソース・醤油などの調味料
野菜やスパイスが凝縮されたこれらの調味料は、旨みとコクを手軽に加えるのに最適。特にしょう油はごはんとの相性をよくします。
塩味が強いので、仕上げに少量加えるのがポイントです。
牛乳、バター、生クリーム、チーズなどの乳製品
乳製品はカレー全体をクリーミーでマイルドにし、濃厚なコクを加えます。
チーズ(生食用)やバターは食べる直前にトッピングするのもおすすめです。チーズは塩味もプラスされるため、使う量は控えめにして煮込みの最後に加えると◎
ワイン、果実酒などのアルコール類
ワインや果実酒などのお酒を入れると、お肉などの具材の臭みを消してくれるので、カレーに豊潤なコクと苦み、酸味、甘みをプラスできます。
具材を炒めた後や、煮込み始める前に加えてアルコールをしっかり飛ばすのがコツです。
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<上級編:より味の複雑さがアップ>
カシューナッツやアーモンドなどのナッツ類
ナッツ類は、カレーに香ばしさと自然なコクや甘み、とろみをプラスしてくれます。
味のついていないローストナッツを砕くか、ペースト状にして煮込む時に加えるのがおすすめ。
インスタントコーヒー・チョコレート・ココア
コーヒーやココアのほのかな苦み、チョコレートの甘さが、まるでじっくり煮込んだような深いコクや味の複雑さをカレーにプラスします。
火を止める直前や仕上げに、少量ずつ溶かして味をみてください。
梅干し
意外な組み合わせですが、梅干しの持つ塩味と酸味がカレーの味を引き締め、さっぱりとした後味と深い旨みを与えてくれます。
種を取り除いて包丁でたたくなどしてペースト状にし、煮込みの段階で加えると◎
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「カレーパートナー」で、手軽にコク・旨みをプラス!
ルウや具材を煮込む時に「カレーパートナー」シリーズを加えれば、コク、旨み、香り、辛みなどが手軽にアップ。
甘みやコクがプラスできる「炒めたまねぎペースト」や、香味野菜の香りと旨みを閉じ込めた「ブイヨンペースト」など、幅広いラインアップで様々な味わいが楽しめます。
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気になる隠し味はありましたか? いつものカレーが何か物足りないと感じたら、ぜひひと工夫加えてみてはいかがでしょうか。
お気に入りのちょい足し食材を見つけて、お家でのカレー作りをより楽しんでくださいね。

和田 玲子(わだ れいこ)
食品事業本部 事業戦略企画部 統合プロモーション企画課
管理栄養士・スパイスマスター[ハウス食品(株)認定] として、ハウス食品の商品を通じて、より多くの方にたくさんの食と笑顔をお届けするためのレシピ開発を行う。2025年発売の「レッドカレー・ホワイトカレー・ブラックカレー」のアレンジレシピも開発。
※掲載情報は、2025年11月時点のものです。





