【ほうれん草カレーおすすめレシピ】定番ポークカレー&インド風サグチキンカレー

【ほうれん草カレーおすすめレシピ】定番ポークカレー&インド風サグチキンカレー

一皿でほうれん草がたっぷり食べられるカレーのレシピを紹介します。短時間でできるお手軽「ほうれん草とポークのカレー」と、ほうれん草をペースト状にしたインド風の「サグチキンカレー」の2種類をピックアップ! どちらもルウを使って簡単に作れます。ほうれん草をカレーに加えるときのポイントも解説します!

ほうれん草をカレーに入れる前の下処理方法は?

ほうれん草をゆでている画像

ほうれん草はビタミン・ミネラルなどの栄養素を豊富に含む、代表的な緑黄色野菜です。緑色も鮮やかで、カレーに加えると彩りアップ! 

使うときは、甘みがある根元のピンクの部分まであますことなく活用を。根元に十字に包丁を入れてから、汚れを流水で丁寧に洗い流しましょう。葉の部分は、水を張ったボウルなどでふり洗いしてください。

【調理のポイント】
ほうれん草には「シュウ酸」と呼ばれるあくが含まれているので、下ゆでしてから使うのが基本。沸騰したお湯に、ほうれん草を根元から入れ、茎が少ししんなりしたら葉を沈めてさっとゆでましょう。すぐに冷水にさらして素早く冷ましたら、水気をしっかりしぼってカレーに加えてください。

【レシピ①】短時間で完成!ほうれん草とポークのカレー

豚肉のうまみがほうれん草の味を引き立てるポークカレーのレシピをご紹介! ほうれん草を下ゆでしたら、カレーの仕上げに加えるだけで完成します。今回は、隠し味にヨーグルトを入れることで、さわやかなのにコクのある仕上がりに。

「ほうれん草とポークのカレー」の画像

【材料】

・ 230g バーモントカレー <甘口>…1/2箱

・ 豚肉(もも)…200g

・ ほうれん草…1束(約200g)

・ 玉ねぎ…中1個(約200g)

・ プレーンヨーグルト(無糖)…100ml

・ サラダ油…大さじ1

・ 水…700ml

【作り方】

豚肉は一口大より小さめに切る。ほうれん草はゆでて水気をしっかり切り、2cmの長さに切る。玉ねぎはみじん切りにする

POINT:ほうれん草は最後にカレーに加えてひと煮立ちさせるので、この段階ではゆで過ぎず、ほどよくかたさが残っている状態を目安に。

厚手の鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、1の豚肉、玉ねぎを炒める。

玉ねぎがすき通ってきたら分量の水を加え、沸騰したらあくを取り、具材が柔らかくなるまで弱火~中火で約10分煮込む。

いったん火を止め、ルウを割り入れてよく溶かし、プレーンヨーグルトを加える。再び弱火で時々かき混ぜながら、とろみがつくまで約10分煮込む。

POINT:ヨーグルトを入れることで、カレーにさわやかな酸味とコクがプラスされます。ヨーグルトはダマにならないよう、よく混ぜてなめらかにしてからカレーに加えましょう。

1のほうれん草を加えてひと煮立ちさせる。

POINT:ゆでたほうれん草は仕上げに加えることで、変色を防ぎ、ほどよい食感を楽しむことができます。

【レシピ②】ルウで作れる!インド風サグチキンカレー

サグチキンカレーとナンとサラダの画像

ほうれん草をペースト状にしてカレーに加えた、インド風のサグチキンカレーのレシピ。ルウを使えば、意外と簡単に作ることができるんです。ほうれん草をしっかり煮込むことで、素材のうまみやスパイスとの一体感を楽しめる一皿になります。クミンとガラムマサラの2種類のスパイスを加えて、よりスパイス感のある仕上がりに!

【材料】4皿分

サグチキンカレーの材料の画像

・ ハウス ジャワカレー<中辛>185g…2かけ

・ 鶏肉(もも)…1枚(約250g)

・ ほうれん草…1束(約200g)

・ 玉ねぎ…中1個(約200g)

・ GABAN クミン<ホール>…小さじ1

・ ハウス 特選本香り 生にんにく…小さじ1/2

・ ハウス 特選本香り 生しょうが…小さじ1/2

・ GABAN ガラムマサラ<パウダー>…小さじ2

・ サラダ油…大さじ3

・ 水…650ml(工程2で200ml、工程6で450ml使用)

・ 生クリーム…適量

【作り方】

1. ほうれん草は熱湯で柔らかめにゆでてから冷水にさらす。水気を軽くしぼり、2〜3cmの長さに切る。

POINT:なめらかなペースト状にするため、ほうれん草は全体的に柔らかめにゆでましょう。茎がしんなりし、葉もくたっとなるくらいが目安です。

2. 1のほうれん草を水200mlといっしょにミキサーにかけ、ペースト状にする。

ほうれん草をミキサーにかけている画像
ミキサーに入ったほうれん草ペーストの画像

POINT:ほうれん草の茎の繊維質な部分がなくなり、なめらかな状態になるまでミキサーにかけましょう。ミキサーがない場合はフードプロセッサーやブレンダーで代用することもできます。

3. 鶏肉は一口大に切る。玉ねぎはみじん切りにする。

4. フライパンにサラダ油を入れて弱火にかける。クミンを数粒入れてシュワシュワ音を立てるようになったら、残りのクミンを加えて焦げないように加熱する。

クミンを火にかけている画像

POINT:クミンはいわゆる「カレーらしい」香りを生み出すスパイス。油でしっかりと熱することで、香りを十分に引き出すことができます。

5. 4の香りが立ったら、玉ねぎ、にんにく、しょうがを入れて中火〜強火であめ色になるまで炒める。

6. 鶏肉を加えて肉の色が変わるまで炒めたら、1のほうれん草ペースト、ガラムマサラ、水450mlを加えて、弱火~中火でかき混ぜながら約15分煮込む。

POINT:ガラムマサラは複数のスパイスからなるミックススパイス。華やかな香りとスパイシーな風味を手軽にプラスすることができます。

7. いったん火を止め、ルウを割り入れて溶かし、再び弱火で時々かき混ぜながらとろみがつくまで約10分煮込む。

サグチキンカレーをかき混ぜている画像

8. 器に7のカレーを盛り、生クリームを回しかける。

サグチキンカレーに生クリームを回しかけている画像

POINT:本場北インドでは、生クリームなどの乳製品を加えることが多いサグカレー。生クリームを加えることで、濃厚なコクやうまみがプラスされます。

【コラム】「サグカレー」とは?

サグカレーの「サグ」とは、本来ヒンドゥ語で「菜の花」のこと。したがって、本場インドの「サグカレー」は、菜の花などの青菜を使ったカレーのことを指します。

一方、インドでほうれん草のことは「バラク(パラク)」と呼ぶため、ほうれん草カレーは「バラクカレー」と呼ばれていることも。
しかし日本では、手に入りやすく日本人にもなじみの深いほうれん草を使ったカレー=「サグカレー」として浸透していったといわれています。本場インドのサグカレーと、日本の一般的なサグカレー、どちらも食べ比べてみると、おもしろいかもしれませんね!

ほうれん草カレーのおすすめレシピはこちらもチェック!

調理が簡単で、カレーとの相性もよいほうれん草。具材として使うもよし、インド風のサグチキンカレーに挑戦するもよし! ほうれん草をたっぷり食べたい時に、ぜひ作ってみてください。

※掲載情報は、2024年2月時点のものです。

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