意外と知らない「シチュールウ」のこと。
おさえておきたい保存方法や特徴を徹底解説!

シチュールウの画像

おいしいシチューづくりに欠かせない「シチュールウ」。しかし、シチュールウの特徴や保存方法について、意外と知らない人は多いのではないでしょうか。そんなシチュールウの正しい扱い方をマスターして、おいしいシチューを楽しみましょう!

シチューのルウってどんなもの?何でできているの?

シチュールウのイメージ画像

「ルウ」は、フランス語の「roux」から来ており、小麦粉と油脂を炒めてスープ類のとろみづけ(つなぎ)に使うものを指しています。

日本で製造されているシチューのルウは、小麦粉、油脂、粉乳やチーズ、スパイス類、うまみを増すための調味料などをじっくり加熱し、その水分をとばして固形、顆粒(※)にしたもの。定番のクリームシチューの他、ビーフシチューのルウにはトマトやワインも入っているなど、ルウの種類ごとに味わいやコク、香りの強さなどさまざまな違いがあります。

※ハウス食品では、固形、顆粒いずれも総称して「ルウ」と呼んでいます。

いろいろなシチューのルウを試してみて、お気に入りをみつけるのも楽しいかもしれません!

シチュールウの正しい保存方法は?開封前・開封後のポイントをそれぞれ解説!

ルウ商品のイメージ画像

シチュールウの正しい保存方法を知っておくことで、いざシチューを作りたい時も安心!
開封前と開封後のルウの保存のポイントを解説します。

【開封前の保存方法】常温保存でOK!ただし、高温にはご注意を。

シチューのルウは、外箱を開封していても、中袋やふたフィルムが開封前であれば常温で1年以上保存ができます。ただし、高温の場所に置くと油脂が溶けて柔らかくなり、固形の場合は変形、顆粒タイプの場合は固まることも。直射日光が当たる場所や、温度が上がりやすい車中での保管は避けてください。

【開封後の保存方法】「密閉容器に入れて冷蔵庫」が必須!

シチューのルウは、中袋やふたフィルム開封後は必ず密閉容器に入れて冷蔵庫に入れましょう。冷蔵庫での保存期間の目安は約3ヵ月です。冷蔵庫で保管した固形のルウを割る場合は、冷蔵庫から出して少しおいてから割るとやりやすいです。

※シールやマスキングテープなどで「賞味期限」「開封日」を記載して貼っておくのもおすすめです。

また、冷蔵庫内のような低温で長時間保存すると、油脂の性質によってルウの色が変わることがありますが、品質に問題はありません。

もっと知りたいシチュールウについてのQ&A。みんなの疑問を解決!

ルウについてのQ&Aイメージ画像

ここでは、シチュールウに関するよくある疑問を解決! シチュールウの扱い方をマスターすると、シチューがもっとおいしくなるかも?

シチューのルウが柔らかくなってしまった!使っても大丈夫?

ふたフィルムが未開封であれば、パッケージ裏面の調理方法通りに使ってOK。商品本来の仕上がりの風味になるので、心配ありません。溶けたシチュールウが容器にくっついて取り出しにくい場合は、一度冷蔵庫で冷やすと、油脂が固まって取り出しやすくなります。

ただし、油脂が溶けはじめる40℃以上の高温状態が長く続いたり、溶けて固まるのを何度も繰り返したりした場合は、風味が劣化することがあるのでご注意を。

分割容器のルウ商品で、片方だけ使いたい……使わない方のルウは常温で保存できる?

外箱を開封していても、中袋やふたフィルムが未開封であれば、常温で保存が可能です。

シチューのルウ、割り方の正解は?

ふたフィルムを開けてから、フィルムの上からルウを手指で押さえて割ると、手指が汚れずきれいに割ることができます!

フィルムをはがさずにルウを割ると、空気圧の影響やフィルムが引っ張られることにより、フィルムがはがれることがあります。ルウを割った後保管する場合は、フィルムがはがれていないか確認してください。

シチュールウを鍋に入れる時は、一度火を止めてから入れた方がいいの?

鍋にシチュールウを割り入れる画像

シチュールウを鍋に入れる時は、いったん火を止めてから入れてください。高温の鍋にルウを加えると、ルウに含まれる小麦粉が膜を作り、溶けにくくなったり、ダマになりやすくなったりします。ルウを入れる直前に火を止めることで、鍋の中の温度が下がり、ルウが均一に溶けやすくなるのです。

COLUMN シチュールウのパッケージは小分けで使いやすく!

シチューミクスのイメージ画像

ハウス食品のシチュールウ「シチューミクス」シリーズは、2袋の小分けになっているので使いやすさが抜群! 使いたい量だけ使うことができ、保存も簡単です。

元々は1袋でしたが、「半分だけ使いたいけど、量るのが面倒……」「シチューをもっと少量ずつ作りたい」というお客様の声を受けて改良しました。

味わいだけでなく、使いやすさにもこだわったシチュールウをぜひお試しください。

プロフィール

「シチューのじかん」編集部

「シチューのじかん」編集部

このサイトでは、おいしいシチューの作り方はもちろん、その種類や発祥の歴史、意外と知らない豆知識などをたくさん紹介しています。

あったかいスープ、やわらかいお肉にごろっとした野菜。

西欧料理の基本ともいえるシチューの物語をのぞいてみませんか?

シチューを通じて、ほっこり、じっくり、暮らしを満喫していただく、そんな「シチューのじかん」をお届けします。

※掲載情報は、2024年9月時点のものです。
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