【チキンカレーレシピ】鶏むね肉でもしっとりジューシーに仕上げるコツ!

お家で手軽に作れるチキンカレーのレシピをご紹介!「かたくなる」「パサつく」といったお悩みが多い鶏むね肉を、柔らかくジューシーに仕上げるコツも解説します。鶏もも肉や手羽元を使ったレシピや、スパイスを使った本格レシピなど、バリエーションレシピもご紹介!
目次
【レシピ】ルウで作るチキンカレー!家にある材料だけでOK◎
鶏むね肉と市販のカレールウで手軽に作れるチキンカレーのレシピをご紹介。高たんぱく質・低脂質な鶏むね肉を使うことで、カロリーを抑えられると共に、あっさりした食べやすいカレーに仕上がります。
火を通すとかたくなってしまいがちな鶏むね肉も、切り方を工夫&あらかじめヨーグルトに漬け込むことでグッと柔らかくジューシーに! また、鶏むね肉の漬け汁には、ヨーグルトの他にも、にんにくとしょうがを加えることでカレーの風味がより深まります。ぜひお試しください!

【材料】4皿分
・ ハウス こくまろカレー<中辛>140g…1/2箱
・ 鶏むね肉(皮なし)…1枚(約300g)
・ 玉ねぎ…中1/2個
・ にんじん(皮ごと)…中1/2本
※にんじんの皮は、しっかり水洗いすればむかなくてもOK。皮に近い部分にはβカロテンやポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれているので、皮ごと食べるのがおすすめ。
・ サラダ油…大さじ1
・ 水…500ml
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・ ヨーグルト(加糖)…100g
・ ハウス おろし生にんにく 43g…小さじ1
・ ハウス おろし生しょうが 40g…小さじ1
【作り方】
ポリ袋に<A>を入れ、混ぜ合わせる。鶏むね肉は一口大のそぎ切りにして<A>に入れ、袋の上からしっかりもみ込み、15分以上漬けておく。
※漬け込むだけでなく、しっかりともみ込むことで、肉の繊維が壊れ、柔らかな食感になる。
玉ねぎは薄切りにする。にんじんはよく洗い、皮はむかずに薄めのいちょう切りにする。
フライパンにサラダ油を中火で熱し、2の玉ねぎ、にんじんを入れ、玉ねぎがうっすら茶色く色づくまで炒める。
具材をフライパンの奥に寄せ、手前に1の鶏むね肉を漬け汁ごと加えて中火で焼く。肉の表面全体が白っぽくなり、ピンク色の部分がなくなったら水を加える。沸騰したら中弱火にし、あくを取る。
いったん火を止め、ルウを割り入れて溶かし、再び弱火で時々かき混ぜながら約5分煮込む。
【ポイント】鶏むね肉は「切り方」と「ヨーグルト」で柔らかくジューシーに!
鶏むね肉を柔らかくジューシーな味わいに仕上げるコツをご紹介。2つのポイントを押さえるだけで、「かたくなる」「パサつく」といったお悩みを解消することができます。
【ポイント1】「そぎ切り」にして繊維を断ち、肉の厚みをなくす

そぎ切りとは、材料に対して包丁を寝かせるように斜めに入れ、スライスするように切る切り方のこと。肉に厚みのある鶏むね肉は、そぎ切りにすることで、肉の繊維を断ち、柔らかい食感にすることができます。
【ポイント2】「ヨーグルト」の力で繊維を柔らかくし、パサつきを抑える

ヨーグルトを鶏むね肉にしっかりもみ込むことで、ヨーグルトの成分が肉の繊維を壊し、しっとり柔らかい食感に。また、ヨーグルトが肉の表面を覆うことで、肉汁の流出を防ぎ、ジューシーな味わいに仕上がります。
・使用するヨーグルトは加糖タイプがおすすめ◎
糖には肉の水分を保つ働きがあります。そのため、加糖タイプのヨーグルトを使用すると、肉がかたくなりにくく、よりしっとりとした食感に。お家に無糖タイプしかない場合は、砂糖を加えるか、いっしょにジャムやはちみつ、すりおろしたりんごなどをヨーグルトに大さじ1程度加えて。加糖タイプと同様の効果が期待できると共に、肉の臭み消しにもなります。
※はちみつを使用する場合は、20分以上煮込んでからルウを入れてください。加熱時間が短いと、カレーにとろみがつかなくなってしまいます。
チキンカレーのおすすめレシピ特集!
ジューシーな鶏肉のうまみが味わえる、チキンカレーのバリエーションレシピをご紹介。鶏もも肉の香ばしさが引き立つカレーから、手羽元のだしがきいた本格スパイスカレー、おもてなしやお祝いに使えるインパクト大のレシピまで、バラエティ豊かなレシピを厳選しました!
1. こんがり焼いた鶏もも肉が食欲をそそる!きのこのチキンカレー

鶏もも肉とたっぷりきのこを使ったチキンカレー。きのこは、ぶなしめじやまいたけの他に、マッシュルームやエリンギなど、お好みのものでOK。鶏もも肉は、皮目を下にして焼き、こんがり焼き目をつけることで香ばしさとうまみが増し、スパイス感のあるルウともマッチします!
2. “おいバター”で濃厚な味わい!こくまろバターチキンカレー

お店のように濃厚な味わいが、家でも再現できるバターチキンカレーのレシピ。バターは最後に加えることで、ルウのコクやなめらかさをアップさせてくれます。
鶏もも肉は、あらかじめヨーグルト・トマトケチャップ・あらびきブラックペパーに漬け込んでおくことで、しっとり柔らかな食感に。トマトケチャップの酸味と甘味は味に深みを出し、あらびきブラックペパーの辛味はまろやかなカレーにアクセントを加えます。仕上げにプレーンヨーグルトをまわしかけて食べるのもおすすめです。
3. 骨つき手羽元のうまみがたっぷり!基本のスパイスチキンカレー

3つの基本スパイス「ターメリック」「クミン」「コリアンダー」で作る、さらっとした仕上がりのチキンカレー。骨つきの手羽元を煮込むことでだしが出て、うまみがしっかりきいた味わいに。手羽元がない場合は、カット済みで手軽に使える唐揚げ用鶏もも肉で代用を。仕上げにガラムマサラを小さじ1程度加えれば、より味に深みが出ます。
4. 特別な日のごちそうに!丸鶏のバターチキンカレー

鶏を丸々一羽使った、フォトジェニックなチキンカレー。人気のカレーと本格的なローストチキンの最強タッグ。見た目にインパクトがあるだけでなく、ローズマリーが香るまろやかでコク深い味わいは絶品です。誕生日やクリスマスなど、特別な日のごちそうに作ってみてはいかがでしょうか?
家にある材料で作るお手軽レシピから、スパイスを使った本格レシピまで、チキンカレーの楽しみ方は無限大。その日の気分に合った一皿を、ぜひ味わってみてください!

和田 玲子(わだ れいこ)
食品事業本部 事業戦略企画部 統合プロモーション企画課
管理栄養士・スパイスマスター[ハウス食品(株)認定] として、ハウス食品の商品を通じて、より多くの方にたくさんの食と笑顔をお届けするためのレシピ開発を行う。2023年発売した「X-BLEND CURRY(クロス ブレンドカレー)」のアレンジレシピも開発。メディアでも話題に。
※掲載情報は、2025年4月時点のものです。