【ビリヤニのレシピ】カレールウで味が決まる!写真つき調理工程&炊飯器で作る方法も

カレールウを使って手軽に作れる、本格的なビリヤニのレシピをご紹介。調理工程を写真つきで解説しているので、初めて作る人も安心して挑戦できます。 炊飯器で作る簡単レシピなど、おうちビリヤニがもっと楽しくなる情報も満載です。
「ビリヤニ」ってどんな料理?
「ビリヤニ」とは、インドやパキスタンで親しまれているイスラームの米料理です。調理方法は大きく分けて、カレーに半炊きの米を重ねるパッキ式と、味つけした生肉の上に半炊きの米をのせて炊くカッチ式などがあります。米は、独特の香りとふわっとした食感が特徴のインディカ米「バスマティライス」を使用。また、「ライタ」というヨーグルトソースが添えられていることも多く、ビリヤニと混ぜながら食べると、さわやかな酸味がアクセントとなり、食欲をそそります。

ビリヤニは、炊き込みごはんのように均一な味ではなく、グレイビー(カレー)と米を層状に重ね、食べる際にスプーンで混ぜながら、不均一な味わいを楽しむ料理です。そのため、層が混ざらないように調理することがポイントです。
本記事では、パッキ式ビリヤニをカレールウを使って簡単にアレンジしたレシピをご紹介します。
ライタには青唐辛子を加え、ピリッとした辛みをきかせました。スパイシーなカレーとジューシーなチキン、香り豊かなバスマティライスが絶妙に組み合わさり、一口ごとにさまざまな味の変化を堪能できます。ビリヤニの魅力をぜひお楽しみください!
【レシピ】カレールウで作る本格派の味!チキンビリヤニ
【材料】6人分

・ ハウス クロスブレンドカレー<辛口>…1/2箱
※スパイスの華やかな香りが立つカレールウ。スパイス感が決め手となるビリヤニにおすすめ。
・ 鶏肉(もも)…400g
・ ハウス 一味唐がらし…小さじ1/5
・ 玉ねぎ…中1/2個
・ プレーンヨーグルト(無糖)…100g
※酸味の少ないものがおすすめ。カレーの味が引き立ち、味にまとまりも出る。
・ カットトマト缶詰…100g
・ 水…100ml
・ 米油…大さじ2
※サラダ油でも可。米油は香りが少なく、食材の味や香りが引き立つのでおすすめ。
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・ バスマティライス…300g
※バスマティライスとは、香りが豊かで風味がよい、インディカ米の高級品種です。
ーーライターー
・ プレーンヨーグルト(無糖)…150g
・ 水…大さじ2
・ 赤玉ねぎ(アーリーレッド)…30g
※普通の玉ねぎより水分が多く生食に向いており、鮮やかな色で彩りをプラスします。
・ 青唐辛子(生・プリッキーヌなど細いもの)…1本
・ ハウス 特選本香り生にんにく 42g…小さじ1/5
・ ハウス 特選本香り生しょうが 40g…小さじ1/5
・ 塩…小さじ1/4
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・ パクチー…適宜
【作り方】
<ビリヤニを作る>
バスマティライスは30分以上浸水させておく。
厚手の鍋に米油を中火〜強火で熱し、薄切りにした玉ねぎを入れて焦げ茶色になるまで炒め、取り出す。
※焦げ茶色になるまでしっかり炒めることで、玉ねぎの甘みと香ばしさが出て、ビリヤニのカレーソースのコクと風味が増す。

小さめの一口大に切った鶏肉に一味唐がらしをまぶして鍋に入れ、中火でこんがり色づくまで炒める。プレーンヨーグルト100g、カットトマトを加えて約5分強火で煮立たせ、水100mlを加えてふたをし、沸騰したらさらに弱火〜中火で約5分煮る。

3の鍋で具材を煮ている間、別鍋に2Lの湯(分量外)を沸かし、塩20g(分量外)を加えて、水気を切った1のバスマティライスを入れて約5分ゆでる。
3の鍋の火をいったん止め、カレールウを割り入れて溶かし、再び弱火で時々かき混ぜながら、約2分煮る。2の炒め玉ねぎを加えて混ぜる。
4のバスマティライスをつぶさないようにやさしくざるに上げてさっと湯を切り、5の鍋のカレーソースの上に平らに広げるようにしてのせる。
※米がくずれやすいので、湯切りは湯がたれる程度にとどめ、鍋にやさしく移し、さわりすぎないようにして手早く広げる。

鍋にふたをして、さらにアルミはくでふたのまわりをおおい、再びごく弱火で約15分蒸す。
※温度が下がってしまうため、途中でふたを開けない。また、火が強いと焦げやすいので注意。ただし、出来上がり後にふたを開けて、ソースに水気が残っている場合は、火を強めて数分加熱して水気を飛ばす。

<ライタを作る>
赤玉ねぎ、青唐辛子は細かくみじん切りにする。
ボウルにプレーンヨーグルト150g、水大さじ2、にんにく、しょうがを入れて、なめらかになるまで混ぜる。8の赤玉ねぎ、青唐辛子、塩を加えて混ぜ合わせる。
<盛りつけ>
7のビリヤニが出来たら、全体を混ぜずに、縦にへらを入れるようにして鍋底からすくい上げ、下のソース部分とバスマティライスをいっしょに皿に盛りつける。
きざんだパクチー、9のライタを添え、お好みで混ぜながらいただく。

【炊飯器レシピ】チキンビリヤニ風炊き込みごはん

炊飯器に鶏手羽元、米、スパイスを入れて炊くだけの、簡単ビリヤニ風炊き込みごはん。スパイスで作るので、風味がダイレクトに感じられ、食欲を刺激します。スパイスの種類や量を調整でき、自分好みの味にできるのも魅力です。
ビリヤニは、いわゆる炊き込みごはんとは異なり、グレイビー(カレー)と米を層状に重ねて炊き上げることで、一口ごとに異なる味わいを楽しめる料理です。そのため、鶏手羽元の層と米の層が混ざらないように炊くことが重要です。
具材のトマトは、適度な酸味のある完熟したものを使い、うまみをプラス。使用するスパイスは、パウダーのターメリック、クミン、コリアンダーが必須です。ホールのクミン(カレーの香り)、シナモン(甘み)、クローブ(甘み、独特の芳香)、カルダモン(華やかな柑橘系の香り)は香りが立つので、ぜひお試しを。
※炊飯器にスパイスの香りが残りやすいので、ご注意ください。
一見難しそうにみえるビリヤニですが、カレールウを使えば手軽に作れて簡単に味が決まります。専門店で食べるような本格的な味わいを、ご家庭でもぜひお楽しみください!
監修者プロフィール

和田 玲子(わだ れいこ)
食品事業本部 事業戦略企画部 統合プロモーション企画課
管理栄養士・スパイスマスター[ハウス食品(株)認定] として、ハウス食品の商品を通じて、より多くの方にたくさんの食と笑顔をお届けするためのレシピ開発を行う。2023年発売した「X-BLEND CURRY(クロスブレンドカレー)」のアレンジレシピも開発。メディアでも話題に。
※掲載情報は、2025年2月時点のものです。