【ハウス社員直伝】おうちカレーをもっとおいしくする「プラスひと手間」を大公開!

【ハウス社員直伝】おうちカレーをもっとおいしくする「プラスひと手間」を大公開!

毎日カレーを食べる社員、「カレーは友人のような存在」と表現する社員……。日々、カレーに向き合っているハウス食品の社員達は、どのようにカレー作りを楽しんでいるのでしょうか。今回は、社員達がカレーを作るときに実践する「プラスひと手間」についてアンケートを実施。集まったこだわりポイントを4つにまとめ、どのようにカレーの風味がアップするのか、ハウス食品の「カレーのプロ」に聞いてみました。

【プラスひと手間1】野菜の下ごしらえが重要!

じゃがいもとにんじんを炒めている画像

多くの社員が実践していた「プラスひと手間」は、野菜の下ごしらえ。ひと手間かけることで、野菜本来のおいしさを引き出すことができます。社員が実践する方法の一例をご紹介します。

※「」内は社員からのコメントです。

◆炒める前に、野菜に油をまとわせておく
 「油でコーティングされることで焦げ付きにくく、野菜の水分とうまみが凝縮されておいしくなる!」

◆時間があれば、オーブントースターで野菜を焼く
 「オーブントースターでじっくりと火を通すことで、野菜の甘みがいつもより増す気がします」

◆玉ねぎを少しゆでてから、あめ色になるまで炒める
 「玉ねぎの甘みとうまみが良く出る気がします。ゆでると火が通りやすく、時短にもなるのでうれしい!」

【プラスひと手間2】この具材が欠かせない!

魚、卵、肉、チーズ、牛乳、クルミ、その他豆類の画像

具材にこだわる社員も多数! 定番の「玉ねぎ・にんじん・じゃがいも」以外にもさまざまなこだわり食材が選ばれました。具材によって味わいや見た目など仕上がりが大きく変わるため、幅広い楽しみ方ができます。

◆アスパラやパプリカなど、彩り豊かな野菜を選ぶ
 「赤や緑など鮮やかな野菜の彩りが加わることで、いつものカレーがランクアップして見えます!」

◆鶏手羽元を入れ、ゼラチン質が溶け出すまで煮込む
 「鶏肉の出汁で、うまみたっぷりのカレーになるのがお気に入り」

【プラスひと手間3】とにかく煮込む!

カレーを煮込んでいる画像

「よく煮込む」という回答も、数多く集まりました。じっくり煮込むことで、具材にしっかりと火が通り、うまみとコクを感じる仕上がりに。集まった社員の意見をご紹介!

◆適宜味を見ながら、しっかりコクを感じるまで煮込む
 「一口食べるごとに味の余韻がふわっと残り、どんどん食べ進めたくなるカレーに」

◆具材の味わいを楽しむカレーにするため、具材丸ごとをよく煮込む
 「よく煮込んで作る、具材丸ごとの『ごちそうカレー』は家族からも好評です!」

◆レシピよりも気持ち長めに煮込み、とろみを強調する
 「実家で食べていたようなしっかり煮込んだとろみの強いカレーを思い出し、今でも時々作りたくなります」

【プラスひと手間4】トッピングで楽しむ

カレーとゆで卵の画像

いつものカレーも、トッピング次第で印象が変わります。見た目だけでなく、栄養バランスを整えたり、ボリュームを出したりといった効果も。社員からは、特に卵のトッピングが人気でした。温泉卵やオムレツ、スクランブルエッグや目玉焼きとバリエーションが豊富なのも、卵トッピングの魅力のようです。

◆簡単にできるトッピングで、味に変化をつける
 「ゆで卵はカレーの味を邪魔せずに、いいアクセントになるのでおすすめ!」

◆ボリューム感のあるトッピングで、見た目にインパクトをつける
 「目玉焼きをドーンと載せると、見た目もちょっと豪華になって子どもが喜びます」

【検証!】社員の「プラスひと手間」で作ったカレーを、ルウ&レシピ開発者が実食

ハウス社員・和田(左)とハウス社員・光安(右)がカレーを持っている画像

社員が実践する「プラスひと手間」を取り入れることで、カレーの風味はどのようにアップするのでしょうか……? ハウス社内でも特にカレーの魅力を熟知している「カレーのプロ」2名が実食し、検証します!

和田 玲子さん(左)
食品事業本部 マーケティング企画推進部 プロモーション企画課 チームマネージャー
管理栄養士として、より多くの方にハウス食品の商品を楽しんでいただくためのレシピ開発を行う。昨年開発した「干支 うさぎカレー」がメディアでも話題に。

「干支 うさぎカレー」の画像
干支うさぎカレー

光安 真佐子さん(右)
食品事業本部 食品事業一部 チームマネージャー
2021年、フルーチェからバーモントカレーの製品開発企画の担当に。この2年で、これまでの人生で食べた以上のカレーを試食しているそう。家族みんながおいしく笑顔になれるカレーのおいしさを日々追及し、製品開発を行っている。

社員発の「プラスひと手間」を盛り込んだカレー、いただきます!

検証にあたり、お二人がセレクトしたレシピは「夏野菜スタミナソテーカレー」と「鶏肉こんがりカレー」。子どもも大人も食べやすい、マイルドな辛さが特徴のバーモントカレー<中辛>で作ります。

「バーモントカレー」パッケージの画像
※商品画像は撮影当時のものです
“りんごとハチミツとろ~りとけてる”というキャッチコピーでおなじみ、2023年に誕生から60周年を迎えるロングセラー商品。100%国産のりんごペーストと風味豊かなハチミツ、乳製品などを加えたまろやかでコクのあるカレーが味わえます。

――今回登場するカレーにはどのような「プラスひと手間」が取り入れられていますか?

和田:「野菜に油をまとわせて炒める」というひと手間が活きるわかりやすい例として、「夏野菜スタミナソテーカレー」を選びました。野菜の中でも、なすは油をたくさん使わないと火が通りづらいので、特におすすめのテクニックですね。このレシピでは、カレーを煮込む間に別のフライパンで野菜を焼き、野菜の自然な甘みを引き出しています。こだわりの具材として、トマトやズッキーニ、オクラなどの彩り豊かな野菜を選んでみました。野菜ごとに切り方を変えていて、さまざまな食感を楽しめるのもポイントです。

「夏野菜スタミナソテーカレー」の画像
夏野菜スタミナソテーカレー

光安:見た目にも鮮やかで、いつものカレーがランクアップして見えますね! アンケートにもあった通り、野菜のうまみがしっかり感じられます。「鶏肉こんがりカレー」も、しっかり焼かれた鶏肉の香ばしさがあり、トマトときのこ、お肉のうまみも溶け込んでいておいしい! 「夏野菜スタミナソテーカレー」と同じルウを使っているのに、さらにコクがアップしたように感じられます。

「鶏肉こんがりカレー」の画像
鶏肉こんがりカレー

和田:コクが増しているのは、鶏肉をしっかり炒めてうまみを引き出しているからです。カレーにコクを加えるテクニックの定番として「玉ねぎをあめ色になるまで炒めること」がありますが、元々、カレールウは頑張らなくてもおいしく仕上がるように作られています。だから、「あめ色になるまで炒めないと!」と気負わなくても大丈夫ですよ。

ハウス社員・和田の画像
※商品画像は撮影当時のものです

――「鶏肉こんがりカレー」のトッピングは、社員からも大人気の卵。コクのあるカレーとまろやかなゆで卵の風味は相性抜群! 見た目もインパクトがあり、なんだかテンションが上がりますね。ちなみに、卵以外で和田さんおすすめのトッピングはありますか?

和田:そうですね。少量の塩で軽くもんだ大根やきゅうりなどの野菜に、白だしとナンプラーを少しだけかけた野菜の浅漬けをおすすめしたいです。彩りも添えられて、食感にも変化が出ます。インドのアチャール*みたいなイメージですね。カレーは火の通ったものなので、味わいや食感がフレッシュなものを添えるとよいですよ。たまには、福神漬けやらっきょう以外のつけ合わせを楽しんでみるのもいいですね!

アチャール*:インド風ピクルス。玉ねぎやにんじん、きゅうり、キャベツ、かぶなどの野菜を香辛料や酢で味つけした漬物で、カレーに添えられる

光安:余り野菜でも簡単にできそうなのがうれしいですね。ちなみに、今回のカレーでは「よく煮込む」という「プラスひと手間」は使われていないんですね。

和田:「よく煮込む」は、かたまり肉や牛すじなど、かたいお肉を柔らかく煮たり、具材が持つうまみを煮汁に溶け込ませたりするためのテクニックです。具材にもよりますが、素材の味や食感を楽しみたい場合は短い時間で火を通すのがおすすめ。ルウを加えてからの煮込み時間はレシピ通り約10分にすると、スパイスの華やかな香りをしっかり残すことができますよ。長く煮込むほど、香りがおだやかになっていきます。

ハウス社員・和田とハウス社員・光安がカレーを食べている画像

「おいしいカレー」は、カレーソースの“風味”を引き出す工夫で実現!

――では、お二人がご家庭で実践する「プラスひと手間」について教えていただけますか?

ハウス社員・和田とハウス社員・光安が対談している画像
※商品画像は撮影当時のものです

和田:私は、お肉だけを先にフライパンで炒めてから、カレーを煮込む鍋に移し、その後に野菜を炒めて入れるようにしています。フライパンについたうまみは煮込み用の水でこそぎ落して、鍋に加えています。このように、水分の出やすい野菜とお肉を別に炒めることで、お肉に焼き目が付きやすくなります。焼き目がつくまで香ばしく焼いたお肉は、カレーソースにうまみや香りをプラスしてくれるのでおすすめです。

光安:私が開発研究所で教わった「プラスひと手間」は、じゃがいもだけ煮込み時間を短くすること。食材を15分煮込む場合、他の具材を入れて7〜8分ほど経ってからじゃがいもを加えます。そうすると、じゃがいもが煮くずれてカレーソースに溶け込むことがなく、ルウ本来の風味がしっかりと感じられて驚きました。

――カレーソース本来の風味を残し、さらに引き立てることでおいしさが増していくんですね。では、カレーを作るうえでおすすめの「ちょい足し」はありますか?

和田:職業柄、「カレーの隠し味でおすすめは?」と質問されることもあり、いろいろちょい足ししたくなるのはわかるのですが(笑)、メーカーとしては入れなくてもよいことをアピールしたいですね。

――たしかに、先ほどお二人に教えていただいたテクニックも、「作り方」にまつわるものでした。

和田:そうなんです。まずはベーシックなカレーを、ルウの箱の裏面に書かれているレシピ通りに作ることで、本来のおいしさを知っていただきたいと思っています。具材がどんな状態になるまで炒めたらいいのか、どのくらいの火加減でとろみやツヤが出るのか、何分煮込めばしっかり火が通りつつも香りが飛ばないのか……。ルウを知り尽くした開発研究所のレシピは仕上がりまで緻密に計算されています。まずは正確に材料を量り、調理時間も守って作るだけで100点満点のカレーが完成します。そのうえで、ご家庭ごとの「プラスひと手間」や、トッピングで楽しんでいただけたらうれしいです。

「バーモントカレー」のパッケージの画像
※商品画像は撮影当時のものです

光安:ご家庭ごとの工夫が効いた「おうちカレー」も思い出や記憶に残るような魅力がありますよね。でも、和田が言うとおり、箱のレシピ通りに作ると、スパイスの華やかな香りが引き立ち、刺激的な辛味はないのに、どんどん食べ進めたくなるんです。チームでバーモントカレー60周年に向けた企画を考える中でも、「お子さまから大人まで、ごはんといっしょにパクパク食べていただける味」を追い求めようという想いを新たにしました。これからもカレーで皆さんの食卓を笑顔いっぱいにすることを目指したいと思います。

ハウス社員・光安が「バーモントカレー」のパッケージを持っている画像
※商品画像は撮影当時のものです

――「おいしいカレー」のために考え抜かれたハウスのレシピ。そして、日々、カレーに向き合う社員達がおすすめする「プラスひと手間」など、カレーの楽しみ方はまだまだたくさんあります。気になるものから取り入れて、自分だけのお気に入りカレーを見つけてみてください!

※掲載情報は、2023年2月時点のものです。

バーモントカレー

page top