【牛すじカレーレシピ】下処理から普通鍋・圧力鍋で作る方法まで徹底解説!
一見、手間がかかりそうな牛すじカレー。実は、下処理の方法を知っていれば、ご家庭にある普通の鍋でも意外と簡単に作ることができます! もちろん、圧力鍋があればより手軽に作ることも可能。牛すじカレーのレシピ、下処理や調理時のポイントを解説します。
目次
保存版! 牛すじ肉の選び方と下処理方法
難しいイメージのある牛すじ肉の下処理ですが、ポイントさえおさえておけば意外と簡単! 牛すじ肉は丁寧に下処理することで、臭みがなくなり、柔らかな食感に。初めてでも失敗せず、おいしく仕上がる方法をご紹介します。あわせて牛すじ肉の選び方のポイントも解説!
【牛すじ肉を選ぶ時のポイント】
スーパーなどで牛すじ肉を購入する際は、加工日や消費期限を確認し、なるべく新鮮なものを選んでください。表面が乾いていたり、ドリップが出ていたりするものは、加工してから時間が経っている可能性が高いので、避けた方がいいでしょう。
【材料】
・ 牛すじ肉…300g
・ 水…650ml
・ 白ワイン…50ml
・ ブイヨンペースト...55g ※本記事内では「ハウス ザ・カリー<中辛>」別添のものを使用しております。
・ しょうが(せん切り)…1/2かけ
【下処理方法】
牛すじ肉は水で軽く洗う。
【POINT】
指の腹で軽くこすって、表面上の目立つ汚れを落としましょう。牛すじ肉は加熱後の方が切りやすいため、この段階ではまだカットする必要はありません。
鍋に1牛すじ肉と、牛すじ肉がつかる程度の水(分量外)を入れ、中火にかける。沸騰したら約1分ゆでる。
【POINT】
牛すじ肉からあくが出やすいように、必ず水からゆでてください。牛すじ肉は新鮮なものを使えば特に問題はないですが、臭みが気になる場合は、長ねぎの青い部分、しょうがなどを入れていっしょにゆでてもいいでしょう。
2の牛すじ肉をザルにあげ、あくごと鍋のゆで汁を捨てる。牛すじ肉は流水で洗い、表面のあくと汚れを落とす。鍋に戻し入れ、もう一度2、3の手順をくり返す。
【POINT】
ゆでる際に使った鍋にもあくがついているため、しっかり洗い流します。
3の牛すじ肉は小さめの一口大に切る。
厚手の鍋に4の牛すじ肉、分量の水、白ワイン、ブイヨンペースト、しょうがを入れ、ふたをして中火にかける。沸騰したら弱火にし、時々かき混ぜながら約1時間30分〜2時間牛すじが柔らかくなるまで煮込む。
【POINT】
煮ている途中、水が蒸発して少なくなっている場合は、適宜たしてください。また、牛すじ肉のゼラチン質は煮込むとトロトロになり、甘みが強くなるため、白ワインやしょうがといっしょに煮ることで、スッキリした味わいに仕上げます。
<圧力鍋を使う場合>
圧力鍋ではあく取りができないため、あらかじめ普通の鍋で、上記2、3の手順で牛すじ肉を下ゆでしておく。圧力鍋に牛すじ肉、水、白ワイン、ブイヨンペースト、しょうがを入れ、ふたをして強火にかける。圧力鍋では水分の蒸発量が少ないため、普通鍋の分量より水の量を減らす(目安:5皿分で450ml〜500ml)。煮立って圧が上がったら弱火にし、10〜15分間加圧する。火を止めてそのまま置き、鍋内部の圧力が完全に下がったら、ふたを開ける。
全体的に牛すじ肉が柔らかくなったらOK!
【POINT】
菜箸をさしてスーッと通るくらいの柔らかさが目安です。
【レシピ】牛すじ肉と玉ねぎで作る基本の牛すじカレー
牛すじ肉の下処理以外は、いつものカレーと同じ手順でOK。具材は玉ねぎと牛すじ肉だけ。シンプルながら、牛すじ肉のうまみがぎゅっとつまったカレーに仕上がります。
【材料】5皿分
・ ハウス ザ・カリー<中辛>…1箱
・ 下処理した牛すじ肉…300g(加熱前の重量)
・ 玉ねぎ…中1と1/2個(300g)
・ サラダ油…大さじ1
・ バター(食塩不使用)…10g
・ 水…650ml
【作り方】
1. 牛すじ肉を煮込んでいる間に( 「保存版!牛すじの下処理方法」工程5参照)、玉ねぎは縦4等分(十字)に切り、繊維を断つように1cm幅に切る。
2. フライパンにサラダ油、バターを入れて中火で溶かし、1の玉ねぎを焦がさないように炒める。すき通ってきたら、牛すじ肉を煮ている鍋に煮込み時間残り約10分のタイミングで加える。
<圧力鍋を使う場合>
圧力鍋の場合、同様に玉ねぎを炒めてから、圧力が下がった鍋に加える。
3. 一度火を止め、ルウを割り入れて溶かす。ルウが溶けたら再び弱火にかけ、時々かき混ぜながらとろみがつくまで約10分煮込む。
この他にも、赤ワインを使った牛すじカレーのレシピを公開中です! 普通の鍋で作ることができるので、ぜひ試してみてください。
難易度の高いイメージのある牛すじカレーですが、ポイントをおさえれば作り方はいたってシンプル。何より柔らかく煮込まれた牛すじの味わいは格別です! ぜひ、気軽にチャレンジしてみてください。
※掲載情報は、2022年7月時点のものです。