【栄養士監修】子どものカレーはいつからOK? おすすめレシピやルウも紹介

カレーを食べる子どもの写真

子どもにも大人気のカレーですが、「子どもって何歳からカレーが食べられる?」「味つけや具材で注意すべきことは?」など気になることもいろいろ。今回は、保育園での栄養士経験をもつ管理栄養士の中村美穂先生が、子どもとカレーに関する疑問にお答えします! さらに、子どもの年齢別のカレーレシピや、子ども向けルウもご紹介。

目次






そもそもカレーは何歳から食べられる?

小さな子どもが食事をしている様子

子ども向けのカレーが与えられるのは1歳頃。離乳食完了期から

一般的に、子ども向けのカレー(※)は、離乳食完了期の1歳頃から与えることができるとされています。離乳食完了期のなかでも、カレーを与えることができる具体的な目安は次の通りです。

  • 指でつぶせるかたさの固形物が食べられること。
  • 少量の油を使った料理を食べても消化不良を起こさないこと。
  • しょう油やケチャップなどの基本の調味料を食べたことがあり、カレー粉などの香辛料を香りづけ程度に使っても嫌がらないこと。

※子ども向けのカレーとは、ベビーフードのカレー(完了期向け1歳〜などと明記されている)や、子ども用レトルトカレー(離乳食が終わった1歳頃からなどと明記されている)を指しています。

子ども用カレールウは何歳から使える?

子ども用のカレールウは、1歳頃から与えてOK。ただし、子ども用カレールウは辛味は少ないものの、脂質や塩分が大人向けのカレールウと同様に含まれているものもあります。味覚形成や消化への負担を考えて、与える頻度を減らし、一食のカレーの量を少なくするなどの工夫をしましょう。

大人と同じカレーは3歳〜5歳以上が目安

大人向けのカレールウやレトルトカレーが与えられる目安は、幼児食後期とされる3歳〜5歳から。子ども用カレールウを使うときと同じく、味覚形成や消化への負担を考慮してたまに与える程度にし、一食のカレーの量を少なくすれば問題ありません。

年齢別|子どもにカレーを与えるときのポイント

子どもは味覚やかむ力などが大人とは異なるので、カレーを与えるときも配慮が必要です。年齢別に注意点を解説します。

年齢別|味覚・食べ方の特徴とカレーを与えるときの注意点

年齢(※) 概要 味覚・食べ方の特徴 カレーを与えるときの注意点
1歳 子ども用のカレーやルウを使い、具は細かくきざむ ・大人より味覚が敏感で、苦味、酸味、辛味が苦手。
・食べ物を前歯でかみ切り、歯茎ですりつぶす。
・子ども用のカレールウ・レトルトカレーを薄味(大人の半分程度の濃さ)にして使う。
・香辛料を使う場合は香りづけ程度に少量使う。
・野菜は1cm角程度に切り、指で挟んでつぶれるくらいのかたさに煮る。肉は細かくきざむ。
2歳~3歳 大人用ルウは量を控え、片栗粉でとろみづけを ・大人より味覚が敏感だが、薄味なら大人と同じ料理も食べられる。
・奥歯が生えそろう3歳頃から、切り身肉などのかたいものも食べるようになる。
・子ども用カレールウを使う。
・1歳と同様に薄味にし、香辛料などの刺激物は控えめに使う。
・大人用ルウ(甘口)を使う場合は、具材を煮込んだ鍋にルウを控えめに入れたところで取り分け、水で溶いた片栗粉などでとろみをつけるとよい。
・野菜はスプーンにのる大きさ(2cm角程度)に切り、煮物くらいのかたさに煮る。
4歳~5歳 大人用甘口ルウでOKだが、肉は小さめに ・濃い味や刺激物を控えれば、大人と同じ味つけで食べられる。
・かたさや弾力のあるものも奥歯ですりつぶして飲み込めるが、大人と比べるとかむ力はまだ弱い。
・大人用カレールウ(甘口)が使える。
・野菜は大人用と同じ大きさに、肉は細切りかひと口大に切り、やわらかく煮る。
・食べ過ぎや、脂質の多い豚バラ肉は塩分や脂質の過剰摂取、消化の負担になるので避ける。
6歳以上 大人とほぼ同じでOKだが、塩分・脂質の過剰摂取に注意 ・味つけ、食べ物のかたさや大きさなど、大人とほぼ同じものを食べられる。 ・食べ過ぎや、脂質の多い豚バラ肉は塩分や脂質の過剰摂取、消化の負担になるので避ける。
・歯が生えかわる時期は食べにくいため、具材を小さく切るなど工夫を。

※1歳~1歳6ヶ月頃を離乳食完了期、1歳7ヶ月頃から2歳を幼児食前期、3歳~5歳を幼児食後期とします。
※発達には個人差があります。お子さまの様子を見ながらご判断ください。

子どもにカレーを与えるメリット3つ

カレーは子どもが大好きなメニューだからこそ、上手に取り入れることで、カレーならではのメリットを活かすことができます。

【メリット①】いろいろな食材にチャレンジできる

カレーはあらゆる食材と相性がよいメニュー。まだ食べたことのない、いろいろな食材にチャレンジさせてみるのもおすすめです。野菜は苦手な子どもでも、カレーにすると食べられるという場合も。

【メリット②】やわらかい具材で“かむ練習”になる

いつもより少し大きめの具材でも、カレーに入れてよく煮込むことでやわらかくなるので、子どもの“かむ練習”にもよいでしょう。

【メリット③】飲み込みづらい食材もとろみで食べやすくなる

肉などの食材は料理によってはパサつきやすく、特に小さな子どもにとっては飲み込みづらい場合も。カレーなら、ルウのとろみで具材も飲み込みやすくなります。

年齢別|おすすめカレーレシピ2つ

子どもの年齢別に、おすすめのカレーレシピをその理由とともにご紹介します。

【1歳以上】 はじめてチャレンジ! カレーの風味に慣れる『カレーチャーハン』

はじめてカレーを食べる子どもが、カレーの風味に慣れるところからスタートできます。

風味に慣れるカレーチャーハンの写真

にんじん、パプリカ、さやいんげんなど、カラフルな野菜が入ったカレー味のチャーハン。粉末タイプのカレールウを使うので、量の調節が簡単です。

・レシピ詳細はこちら

*1歳代の子どもに与えるときの注意点

レシピに記載のごはんの量からやや減らし、具材を炒める油やルウの量も控えめに。野菜はやわらかくゆでてから炒めると食べやすくなります。

【6歳以上 】野菜が細かく食べやすい! 具材いろいろ『キーマカレー』

具材を細かく切ることで、小さな子どもでも食べやすいカレーです。カレーだけで一食の塩分量を満たしているので、一緒に添えるサラダなどで塩分を摂りすぎないように。具材の枝豆は、半分に切るとより安心です。

具材いろいろキーマカレーの写真

にんじん、パプリカ、枝豆などの野菜と豚ひき肉で作るキーマカレー。いろいろな味や食感の野菜を与えることができます。

・レシピ詳細はこちら

【ハウス食品おすすめ】子ども向けカレールウ2つ

ハウス食品から、おすすめの子ども向けカレールウをご紹介します。

カレーデビューするなら! 『はじめて食べるバーモントカレー<やさしい甘口>』

はじめて食べるバーモントカレー<やさしい甘口>のパッケージ画像

スパイスの刺激を抑えたやさしい風味と野菜や果物のまろやかなおいしさ。特定原材料7品目(※)不使用で、食物アレルギーのある方も安心して召し上がれます。量の調節が簡単な粉末タイプなので、子どもの食事作りに便利です。

※特にアレルギーを起こしやすいとされる食品のうち、発症数、重篤度から考えて表示する必要が高いものとしてパッケージ表示が義務化された原材料。

・商品詳細はこちら

家族みんなで食べるなら! 『バーモントカレー<甘口>』

バーモントカレー<甘口>のパッケージ画像

りんごとはちみつのまろやかな甘さとほどよいスパイス感が特長。子どもから大人まで長年愛されてきたおいしさです。ルウが主張しすぎず、素材の味がしっかり感じられるので、子どもの食事にも適しています。

・商品詳細はこちら

監修者プロフィール

中村美穂先生プロフィール写真

中村なかむら 美穂みほ

管理栄養士、料理家、フードコーディネーター

デリ・レストランの商品開発や保育園栄養士として乳幼児の食事作りや食育活動に携わり、2009年より料理教室「おいしい楽しい食時間」を開催。離乳食教室、キッズクッキング、自治体での栄養講習会、メディアや企業のレシピ監修、書籍制作等も多く担当。

※「【ハウス食品おすすめ】子ども向けカレールウ」以外の監修です。
※掲載情報は、2021年8月時点のものです

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