【欧風カレーレシピ】簡単なのに本格的!市販のルウで作る洋食屋さんの味

洋食屋さんにあるような濃厚で香り高い欧風カレーのレシピをご紹介。市販のルウを使い、家でも手軽に本格的な味に仕上げるコツもお伝えします。バリエーションレシピも豊富で、どれもひと手間がきいたリッチな味わい。誕生日など特別な日のメニューにもおすすめです!
「欧風カレー」ってどんなカレー?

実は日本生まれの「欧風カレー」。ヨーロッパ料理のさまざまなソースの調理法を応用して作られたカレーのことを指します。インドカレーなどはスパイスの味や香りをダイレクトに感じますが、欧風カレーはまろやかで奥深い味わいが特徴。ブイヨンやフォン・ド・ヴォーなどのだしを加えてうまみを出したり、ワインやブランデーを加えて香り豊かに仕上げたり、と調理法も欧風カレーならでは。その他、バターや生クリームなどの乳製品を使用するのも、欧風カレーの特徴です。
※上記の特徴は、ヨーロッパ以外の地域でも見られることがありますが、ヨーロッパにおけるソース作りに特徴的な調理法であり、これらの調理法を取り入れて作ったカレーのことをハウス食品では「欧風カレー」と呼んでいます。
ルウで作る欧風カレーのレシピ

欧風カレーを家で手軽に楽しむなら、『ザ・カリー』を使ったレシピがおすすめ。赤ワインや香味野菜、果実などのうまみが凝縮された『別添ブイヨンペースト』で具材を煮込み、『スパイス香る特製ルウ』を合わせれば、洋食屋さんにあるような奥深いコクと香りの欧風カレーが完成します。カレーソースを引き立てるため、具材は牛肉と玉ねぎのみでシンプルに。牛肉ははちみつに漬けて柔らかくし、ほんのり甘みのある味わいに仕上げます。
【材料(5皿分)】

・ ハウス ザ・カリー<中辛>… 1箱(140g)
・ ※『スパイス香る特製ルウ』「別添ブイヨンペースト」入り
・ 牛肉(もも・角切り)…300g
・ 玉ねぎ…中2個(400g)
・ はちみつ…大さじ1
・ バター(食塩不使用)…大さじ2
・ 水…600ml
・ 干しぶどう(お好みで)…適量
【作り方】
牛肉とはちみつをポリ袋に入れてよくもみ込み、冷蔵庫に1時間以上入れて味をなじませる。

POINT:牛肉をはちみつに漬けることで、はちみつの糖分が肉に浸透し、肉が硬くなるのを防ぎます。また、はちみつが肉汁を閉じ込めるため、ジューシーな食感に。さらに、カレーソースもほんのり甘みのあるまろやかな味わいに仕上がります。
フライパンにバター大さじ1を弱火で熱し、1の牛肉を焦がさないように炒める。

POINT:牛肉は、表面にほんのり焼き色がつくくらいまで焼きましょう。はちみつの糖分で焦げやすいので注意してください。
厚手の鍋にバター大さじ1を中火で熱し、一口大に切った玉ねぎをきつね色になるまで炒める。

2の牛肉、水、『別添ブイヨンペースト』を加える。沸騰したらあくを取り、牛肉が柔らかくなるまで弱火〜中火で20分以上煮込む。
POINT:牛肉は中まで火が通り、菜ばしなどがすっと刺せるくらい柔らかくなるまで煮込んでください。
いったん火を止め、『スパイス香る特製ルウ』を割り入れて溶かし、再び弱火で時々かき混ぜながらとろみがつくまで約10分煮込む。
皿にごはん(分量外)を盛り、お好みで干しぶどうをのせて、5のカレーをかける。
POINT:干しぶどうの甘みが、スパイス感のある濃厚なカレーの味のアクセントに。他にも、酸味のあるピクルスやトマトのサラダ、歯ごたえのあるカリフラワーのあえものなどがおすすめです。
【厳選】欧風カレーのバリエーションレシピ3つ
ここでは、欧風カレーのバリエーションレシピをご紹介。ほんのひと手間で本格的な味わいが楽しめるレシピや、特別な日に食べたいごちそう感のあるレシピを厳選しました。
【赤ワインでじっくり煮込んだザ・カリー】ひと手間かけた牛肉が絶品!

牛肉のうまみを堪能できる欧風カレー。牛肉を、すりおろしたりんごと『別添ブイヨンペースト』に漬け、赤ワインで煮込むことで柔らかくジューシーに仕上げます。
マッシュルームはうまみが強く、欧風カレーにおすすめ。玉ねぎといっしょにじっくり炒めて、うまみを引き出してみて。
【GABANカレーパウダーで作る欧風ビーフカレー】ルウから作る本格派!

ちょっと余裕がある時は、カレーパウダーでルウを作ってみませんか? 最後にバターと生クリームを加え、クリーミーに仕上げた本格派の欧風カレーレシピです。
隠し味にブルーベリージャムを使うことで甘みと酸味がプラスされ、奥深い味わいに。ローリエ(ホール)1枚を加えて煮込むと、より味に深みが増します。
【ステーキ肉とごろっと野菜のカレー】野菜のおいしさが味わえる!

比較的お手頃な値段で買えるステーキ肉を活用し、野菜を大きめにカットして煮込んだ、ポトフのような食べごたえの欧風カレー。牛肉はすりおろした玉ねぎと赤ワインに漬け込んでうまみを引き出し、柔らかく仕上げます。
野菜から水分が出るので、水の分量は通常より少なめに。具材が大きくてルウを溶かしにくい時は、ルウを別のボウルに入れ、少量の煮汁で溶かしてから鍋に加えると◎。ダマになりにくく均一に広がるというメリットも。
お店で食べるイメージのある欧風カレーですが、ルウを使い、調理のコツを押さえれば、家でも本格的な味が手軽に再現できます。一度作ったら、濃厚で香り高い欧風カレーの魅力にハマるかも!? ぜひ挑戦してみてください!
監修者プロフィール

和田 玲子(わだ れいこ)
食品事業本部 事業戦略企画部 統合プロモーション企画課
管理栄養士・スパイスマスター[ハウス食品(株)認定] として、ハウス食品の商品を通じて、より多くの方にたくさんの食と笑顔をお届けするためのレシピ開発を行う。2023年発売した「X-BLEND CURRY(クロス ブレンドカレー)」のアレンジレシピも開発。メディアでも話題に。
※掲載情報は、2024年10月時点のものです。