カレーににんにくは合う?旨みを引き出す活用法&おすすめレシピ

いつものカレーにひと工夫したい……そんな時におすすめなのが「にんにく」です。すりおろしやみじん切りのにんにくを加えれば、カレーがさらに本格的な味わいに。カレーに適したにんにくの調理法やカレーに加えるタイミング、すぐ試せる簡単レシピをご紹介します。
目次
【カレー×にんにく】香りと風味をプラス!にんにく活用ガイド
カレーの隠し味として使われることの多い「にんにく」は、ほんの少し加えるだけでクセになる香りが広がり、料理全体の風味がぐっと引き立つ万能アイテム。そんなにんにくを「どう使えばいいの?」という方のために、すりおろしやみじん切りなど、タイプごとの活用方法をご紹介します。
【すりおろし】カレーに溶け込み、風味をプラス

調理ポイント
風味の強いすりおろしたにんにくは、具材を煮込んだ後に入れると香りが立ちすぎることがあります。具材を炒める段階で加えることで、加熱により香りがなじみ、ほどよい風味に仕上がります。
この時、熱した油ににんにくを加えると油がはねやすいため、玉ねぎなど他の具材を炒めた後に入れましょう。
量の目安
カレールウ1/2箱 (4〜6皿分)に対し、小さじ1/3程度
※商品やレシピによって異なることがあります
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もっと手軽にしたいなら、チューブタイプが便利!
おろしにんにくは、そのまましぼるだけのチューブタイプでも代用が可能です。肉などの下味をつける場合にも便利です。『特選本香り生にんにく』なら、粗おろしのにんにくを使用しているため、食感が生に近く、おろしたてのような旨みと香りが味わえます。
【みじん切り】炒めて香ばしさとコクをアップ!

みじん切りのにんにくは、カレーに香ばしさと深みのある味わいがプラスされます。ほどよい食感を残しつつも、形が目立ちにくいため、キーマカレーなど具材が細かいカレーにも向いています。
調理ポイント
みじん切りにする際は、青くなった芽を取り除いて使いましょう。青くなった芽は消化不良の原因となる可能性があります。
調理時は、油が冷たい状態でにんにくを入れてから火をつけ、弱火でじっくり炒めると、にんにくの香りが油に移ります。香りが立ち、にんにくがほんのりと色づいたタイミングで他の具材を加えると、にんにくが焦げるのを防げます。
量の目安
カレールウ1/2箱 (4〜6皿分)に対し、1/2〜1片
※レシピやカレーの分量によって異なることがあります
【にんにくのカレーレシピ】豚バラや骨付き鶏肉で手軽に作る絶品カレー!
にんにくを活用したおすすめのカレーレシピをご紹介。豚バラや鶏手羽元などの手に入りやすい食材に、にんにくの旨みや香りを合わせることで、本格的な味わいに仕上げます。にんにくのおいしさをしっかり引き出す調理ポイントも必見です!
手軽なチューブのおろしにんにく+しょうがの合わせ技!なすと豚のスタミナカレー

甘みのあるなすと豚バラ肉を組み合わせた、スタミナ満点のカレー。チューブタイプのおろしにんにくを使うと、手軽に風味をアップさせることができます。さらにおろししょうがも合わせると、後味のすっきりとした仕上がりになります。
みじん切りにんにくの風味と旨みが決め手!ほろほろ鶏手羽元カレー

みじん切りのにんにくと、ほろっと柔らかい手羽元が相性抜群なカレー。にんにくは最初に弱火〜中火で香りが立つまで炒めることで、油に香りが移り、後から加える具材にも均一に風味が行き渡ります。にんにくは焦げると苦味が出やすいので、火を強めすぎずにじっくり炒めるのがコツです。
カレーに使うと、スパイスの香りや具材の旨みを引き出し、風味をプラスしてくれるにんにく。すりおろしやみじん切りといった調理ポイントの違いを押さえて、お気に入りの「カレー×にんにく」スタイルを見つけてくださいね!

和田 玲子(わだ れいこ)
食品事業本部 事業戦略企画部 統合プロモーション企画課
管理栄養士・スパイスマスター[ハウス食品(株)認定] として、ハウス食品の商品を通じて、より多くの方にたくさんの食と笑顔をお届けするためのレシピ開発を行う。2025年発売の「レッドカレー・ホワイトカレー・ブラックカレー」のアレンジレシピも開発。
※掲載情報は、2025年9月時点のものです。