【保存版】圧力鍋で作るカレーの基本レシピと失敗しない調理のポイント4つ

【保存版】圧力鍋で作るカレーの基本レシピと失敗しない調理のポイント4つ

圧力鍋で作る、じゃがいも・玉ねぎ・にんじんを使った基本のカレーレシピをご紹介。「加圧時間」や「水の量」、「火加減」など、おさえるべき調理のポイントも具体的に解説しているので、初めて圧力鍋を使ってカレーを作る人でも失敗することなく、おいしいカレーが出来上がります。

【レシピ】圧力鍋で作る、基本のカレー

じゃがいも・玉ねぎ・にんじんを使った基本のカレーを圧力鍋で作るレシピを紹介します。圧力鍋を使うと煮込む時間が大幅に短縮でき、加圧して放置するだけなのでラクチン。素材のうまみを逃さずおいしさもアップします。基本のレシピをおさえれば、他の材料でも応用可能です。

【使用する圧力鍋について】

カレー(3〜4人分)を作る場合は、4〜5Lサイズの圧力鍋がおすすめです。圧力鍋は種類によって使い方が異なるので、レシピの加熱時間や火加減などは目安とし、お使いの圧力鍋の説明書に従って調整してください。(今回ご紹介するのは直火タイプの圧力鍋です。)

圧力鍋で作る、基本のカレーの写真

【材料】4皿分

 ハウス こくまろカレー<中辛>…1/2箱(70g)

・ 骨付き鶏もも肉(ぶつ切り)…500g ※手羽元でも可

・ 玉ねぎ…中2個

・ じゃがいも…中2個

・ にんじん…中1本

・ サラダ油…大さじ1

・ 水…350ml ※圧力鍋では水分の蒸発が少ないため、通常より水の量を減らす

【作り方】

玉ねぎは4等分、じゃがいもは2等分、にんじんは大きめの一口大に切る。

圧力鍋にサラダ油を中火で熱し、鶏肉の表面を約2分焼く。

1の玉ねぎ、じゃがいも、にんじんを加えて、さっと炒める。

水を加えてふたをし、強火で加熱する。

圧力がかかったら、弱火にして約2分加圧する。

火を止め、約20分自然放置する。圧力が下がったら、ふたを取り、中火にかけて沸騰したらあくを取る。

いったん火を止め、ルウを割り入れる。ルウが溶けたら、再び弱火にかけ、時々かき混ぜながらとろみがつくまで約10分煮込む。

【ポイント】「圧力鍋カレー」成功のカギを握るのはこれ

①加圧時間は「肉」で変える

加圧時間は、肉の種類・部位・切り方によって変えます。材料が増減しても、基本的に加圧時間は変わりません。肉は、火が通りやすい薄切り肉より、火が通りにくい骨付き肉やかたまり肉を選び、「短時間でやわらかくなる」という圧力鍋の利点を活かしましょう。

「基本のカレー」を作る場合の加圧時間の目安

肉の種類・部位・切り方 加圧時間
骨付き鶏もも肉(ぶつ切り・手羽元) 2〜5分 ※肉の大きさにより調整
豚肩ロース肉(一口大の角切り) 10分
牛すね肉(大きめの一口大) 15分

②野菜は大きめに切るか「レンチン後入れ」で煮崩れ防止

玉ねぎを大きめに切っている写真

圧力鍋での調理は、野菜に火が通りやすく煮崩れしやすいため、加圧時間によって野菜の切り方・加熱の仕方を変えてください。

・加圧時間2〜5分の場合

野菜は大きめに切って煮崩れを防ぎます。
じゃがいもは半分(中サイズ・加圧時間5分の場合は丸ごとでもOK)、玉ねぎは4等分、にんじんは4〜6等分を目安に。水分が多いなすやでんぷん質の芋類など煮崩れしやすい野菜は、加圧せずに電子レンジで加熱して火を通し、ルウを入れて煮込む際に合わせるのがおすすめです。

・加圧時間10分以上の場合

肉だけ加圧し、野菜は電子レンジで加熱します。芋類などは竹串でスッと通ればOK。野菜に火が通ったら、ルウを入れて煮込む際にいっしょに合わせます。ただし、玉ねぎやトマトなどは、あえて加圧して煮崩れさせ、カレーのベースとして使う方法もあります。

③水の量は少なめに

圧力鍋でカレーを作る場合は、通常の鍋で作るより水分の蒸発量が少ないため、水の量は少なめに。材料の分量によって水の量は変わるので、下記の表を目安にし、具材の7〜8分目以上になるようにします。また、ルウを入れて煮込む際は、カレーの濃さを確認し、必要なら水を足して調整してください。

圧力鍋で「基本のカレー」を作る場合の水の量の目安

材料の分量 水の量
2皿分 250ml
4皿分 350〜400ml

④焦がさないコツは弱火で10分

圧力鍋を加熱している写真

レシピにある水の量と火加減は厳守を。カレーが焦げてしまうのは、水の量が足りないか、火が強すぎるのが主な原因。とくに圧力が下がると鍋が冷めてしまったように感じ、ルウを入れて煮込む時に強火にしがちです。煮込むのは弱火で約10分が基本。なお、加圧する前にルウを入れると爆発の危険性があるため、必ず加圧した後にルウを入れてください。

【コラム】圧力鍋で作る、おすすめカレーレシピ

基本のカレーをマスターしたら、圧力鍋の利点を活かしたカレーレシピにトライ。
かたまり肉を煮込むのに時間がかかるプルドポークカレーは、圧力鍋を使えばプロ並のおいしさが短時間で簡単に実現できます。

圧力鍋を初めて使う人でも、この記事で紹介した「失敗しないポイント」さえ押さえておけば簡単に調理できます。圧力鍋をうまく活用して、さまざまなカレーに挑戦してみましょう!

※掲載情報は、2022年2月時点のものです。

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