ハウス社員の"フォトジェニック"なカレー愛をひもとく!フォトコンテストを通して見えてきたカレーの価値

ハウス社員の"フォトジェニック"なカレー愛をひもとく!フォトコンテストを通して見えてきたカレーの価値

「カレー」という言葉を聞くと、どんな情景が思い浮かびますか? 家族や友達と食べるカレー、1人でじっくり味わうカレー、それぞれに想い出があるかもしれません。そんな“カレー愛”を写真で表現するコンテストが、2023年にバーモントカレー60周年を迎えたハウス食品グループで開催されました。その名も「Photogenic of CURRY!(フォトジェニック オブ カレー!)」。グランプリ受賞者へのインタビューを通じて、ハウス社員が感じるカレーへの想い、そしてカレーの価値をひもときます。

世界7カ国830人が参加!? カレーフォトコンテスト「Photogenic of CURRY!」とは

2023年にバーモントカレー60周年の節目を記念して、社内イベントの一環として行われた「Photogenic of CURRY!(フォトジェニック オブ カレー!)」(以下、フォトジェニック オブ カレー)。

「カレー・スパイス」をテーマとして、ハウス食品の主力商品であるカレーやスパイスの魅力を社員自身が再発見する機会、また、普段はあまり接点がない部署や海外のグループ会社の人たちと、カレーを通じてつながる機会をつくりたい……。そうしたハウス食品の思いもあって生まれたコンテストです。広報・IR部が主導して国内外の部署が連携し、審査員を務める役員も巻き込んで、始動から瞬く間に規模が拡大。最終的に、応募総数581作品、世界7カ国から830人の社員が参加するという盛り上がりを見せました

そして、映えあるグランプリに輝いたのは、坂上麻緒さん(新規事業開発部)。坂上さんの受賞作品『ひいおばあちゃんとぼく』の背景には、カレーがつなぐ親子4世代のきずながありました。

グランプリ受賞作品『ひいおばあちゃんとぼく』(ハウス食品グループ本社 新規事業開発部 坂上麻緒さん)

「フォトジェニック オブ カレー!」グランプリ受賞作品『ひいおばあちゃんとぼく』

受賞作品のビハインドストーリー、そしてカレーに対する想いを、坂上さんに語っていただきました。

お話をうかがったのは…

ハウス食品グループ本社 坂上 麻緒さん

坂上 麻緒(さかうえ まお)

ハウス食品グループ本社 新規事業開発部
2022年までは広告部門で、このカレーハウスの立ち上げ支援や、記事サイトの編集長、カレーやシチューのデジタルプロモーションなどに携わる。現在は新規事業開発部で、食をかけあわせた新価値創出に取り組んでいる。

「ひいおばあちゃんとぼく」──バーモントカレーがつなぐ、世代を超えた食卓のきずな

ハウス食品グループ本社 新規事業開発部 坂上麻緒さん
ハウス食品グループ本社 新規事業開発部 坂上麻緒さん

まず最初に、坂上さんに現在の業務内容を伺うと、「スパイスをお線香の原料として活用するプロジェクトに携わっています」と意外な答えが返ってきました。食品の会社なのに、お線香? そんな驚きの声が聞こえてきそうですが、これはハウス食品の強みを「非食品」に生かす取り組みの一貫。工場から出るスパイスの残渣を捨てずにアップサイクルすることで、新たな価値の創出に取り組んでいるのです。

「子どもに向けた創造教育の事業化も検討しています。画像はスパイス残渣を使ったアートのワークショップの様子です。日本画には鉱石を砕いて作る岩絵具という画材がありますが、その技法を応用してスパイスを使って絵を描きました」(坂上さん、以下同)

スパイス残渣を使ったアートのワークショップの様子
スパイス残渣を使ったアートのワークショップの様子

もともとアートや写真が好きで、ハウスの新規事業である冷凍幼児食ブランドのInstagram運用なども行っていたという坂上さん。「フォトジェニック オブ カレー」が開催されると知り、「ちょうど夏休みで家族の時間もあるし、せっかくの機会なのでやってみるか、と。かなり精力的に取り組みましたね(笑)」と話します。

「作品に写っているのは、94歳の私の祖母と、2歳の息子です(※撮影当時)。祖母・父母・妹家族が2組、いわゆるスープの冷めない距離に住んでいるので、みんなでごはんをいっしょに食べる機会も多いんです。

2人がごはんを食べている姿が日常の中でも印象に残っていたので、作品として表現したいな、と思っていて。その場のあたたかな雰囲気や、2人のまなざしが伝わるように、色合いやトリミングにもこだわりました」

受賞作品のアザーカット
受賞作品のアザーカット。「“カレーをパクパク賞”みたいな賞があったら、こっちを推していたかも」と坂上さん。

坂上さんにとってカレーは、家族みんなが集まる時間の象徴です。

「カレーは家族みんなで集まってごはんを食べる時の定番メニューですね! 母がバーモントカレーの甘口と、ジャワカレーのスパイシーブレンドを作ってくれて、みんな好きなバランスで盛りつけて食べるんです。これがまたおいしくて。

家族が多いと食の好みもそれぞれだし、子どもの好き嫌いもあったりして、食事の準備が大変なときもありますよね。でもカレーなら、全員が我慢しないで『おいしい!』って言える。そういう会話ができること自体が、カレーというメニューのすごさだなと感じます」

94歳と2歳の2人が同じように「おいしいねぇ」と顔を輝かせる、カレーが作り出す日常の大好きな風景を、写真として残したかったという坂上さん。

「子どもはすぐに大きくなるから、こんなシーンの一つひとつが本当に貴重。とても幸せで、どこか切なくもある一瞬を捉えたいと思ってシャッターを切りました。

受賞を知って祖母は恥ずかしがっていましたが、母は少し涙ぐんでいましたね」

カレーは人生のパートナー。つながりを生み出し続けるカレーの価値

ハウス食品グループ本社 新規事業開発部 坂上麻緒さん

坂上さんは自分の作品がグランプリに選ばれた時のことを、このように振り返ります。

「発表されるまでは、内心ドキドキでした。発表日に社内掲示板を立ち上げたら、目の前に自分のおばあちゃんの写真があって衝撃でした(笑)部署の皆さんや、メールでやりとりをしている社内の方からも『おめでとう!』と。初めて訪れた工場で『あのグランプリの坂上さん?』と声をかけられた時は驚きました! 同時に、こんなに多くの方に見てもらえたんだな、ととても嬉しかったです」

「フォトジェニック オブ カレー」では、坂上さんの他にも、ハウス社員から多彩な“カレー愛”あふれる作品が寄せられました。ここでは、応募作品の中からいくつかご紹介します。

「フォトジェニック オブ カレー」の受賞作品
グループ内で社を横断して集まった作品の数々。家族や同僚とカレーを囲む姿や、普段見ることの少ない工場の様子、オリジナルカレーレシピ、モザイクアートなど、多種多様なカレーのかたちを見ることができる

坂上さんが他の作品を見た時に驚いたのは、『目を細めて見てください』と題されたバーモントカレーのモザイクアート(上記画像中央)。

「試食のために訪れたカレー屋さんの写真を集めて作った作品だとか。まさに“カレー愛”がひしひしと伝わってきますよね」

眩しいほどの幸福感が伝わる『バーモントは60周年、息子は生まれて60日!』(上記画像左上)、大家族に囲まれた『バーモントカレーと共に還暦祝い』(上記画像右下)も、坂上さんの心に残っているそうです。

「それぞれにストーリーがあり、いろんなカレーの姿、いろんな家族の姿がある。普段目にすることの少ない工場の様子をとらえた作品や、海外のグループ会社の食堂で撮られた作品の数々を見ていると、ハウス食品のカレーはこんなにたくさんのグループの人に支えられているんだなと改めて感じました」

ハウス食品グループ本社 新規事業開発部 坂上麻緒さん

このコンテストを通じて、坂上さん自身も新しい発見があったそう。

「自分たちが作ってきたカレーが、家族の数だけ想い出やストーリーを紡いでいるんだな、と。時代に合わせて少しずつ変化しながらも、長年愛され続けているバーモントカレーの偉大さを再認識しました。

私にとってカレーは、人生をいっしょに歩むパートナー。バーモントカレーで育って、大人になったらジャワカレーやこくまろカレーを選ぶようになって、子どもができたら甘口のバーモントカレーに戻ってきて……。商品はその都度違えど、そんなふうに人生の各ステージとリンクする食べ物って、なかなかないと思うんです。これからもカレーを通じて、たくさんの人とのつながりを創っていけたらと思います」

ハウス食品グループ本社 新規事業開発部 坂上麻緒さん

時代とともに変化しつつも、普遍的な魅力で食卓を支えてくれるカレー。世代を超え、国を越え、人々のつながりの中心であり続けてくれる——「フォトジェニック オブ カレー」は、そんなカレーの価値を再認識できる場となったようです。ハウス食品では、これからもグループ全体でコミュニケーションの促進につながる企画を随時行っていくとのこと。日々カレーやスパイスに携わるハウス食品ならではの、さまざまな取り組みや発信にも注目です!


今回の受賞作品の中には、自分でカレーを考えて応募してくれた人も。その中から「私が考えた最強カレー賞」を受賞した作品がレシピ化されました!

【番外編】「フォトジェニック オブ カレー」受賞作品がレシピ化!丸鶏の「最強バターチキンカレー」

最強バターチキンカレー

 

「フォトジェニック オブ カレー」には、社員が考えたオリジナルカレーのレシピ画像も数多く投稿されました。そんな中、ひときわ目を引くのが「最強バターチキンカレー」。
こくまろバターチキンカレー」を使用したこちらのレシピは、なんとチキンを丸々一羽使用! インパクト抜群の見た目は、まさに‘‘フォトジェニック”です。もちろん見た目だけでなく、ローズマリー香るまろやかでコク深い味わいも魅力的な一品です。
大切な記念日やイベントには、みんながあっと驚く丸鶏のバターチキンカレーをぜひお試しあれ!

監修

ハウス食品グループ本社 田嶋 美来さん

田嶋 美来(たじま みゆき)

ハウス食品グループ本社 広報・IR部 グループコミュニケーション課
入社後、社内広報担当として、グループ報の企画・制作、社内イントラの運営などを担う。コミュニケーションを通じてグループ会社や社員を繋ぐ好循環を生み出すことをミッションに、インナーコミュニケーション活動に取り組む。

※掲載情報は、2024年8月時点のものです。

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