【3色のカレーの心ほどける物語 #2】寄り添いのホワイトカレー編

【3色のカレーの心ほどける物語 #2】寄り添いのホワイトカレー編

社会人3年目、真面目で頑張り屋のさよ。ただ最近は、何をやってもうまくいかず、すっかり自信をなくしていた。

数日後に大事なプレゼンを控えたある日、社内での練習でさよは緊張のあまり頭が真っ白に……。散々な結果に終わったその夜、見かねた先輩が、「うちでごはん食べていきなよ」と声をかける。

先輩が手作りしてくれたのは、“白い”カレー? 意外な一皿に込められた、先輩からさよへのメッセージとは……。

社内プレゼンで、緊張のあまり失敗してしまうさよ。落ち込むさよを見かねた先輩は「今日いっしょに帰らない?」と誘う。移動中の電車内で、さよは最近まともにご飯を食べていないことを先輩に打ち明ける。
先輩は「ならうちで栄養あるもの食べていきなよ!」とさよを誘う。スーパーでシチューらしき白いルウの箱や野菜、鶏肉を買い、先輩の家へ。ところが、さよが料理が出来上がるのを待っていると、シチューの匂いではない、クリーミーだがスパイシーな香りが家中に漂う。
「ホワイトカレー」が完成し、さよは「白いカレー!?」と驚き、「ホワイトカレー」を口に運ぶ。
まろやかだがしっかりスパイスの香りが効いているホワイトカレーを食べて「頑張れる気がしてきた」と元気を取り戻すさよ。先輩は「焦らず、初心にかえって、真っ白な気持ちでスタートすればいいんだよ」とアドバイスする。後日、さよは無事プレゼンを成功させ、「白いカレーのおかげです!」と笑顔で先輩に報告した。

食卓の定番メニュー、カレーの魅力は「おいしさ」や「手軽さ」だけではありません。彩り豊かな見た目や新たな味で、少し気分を変えるきっかけにも、大切な誰かに贈る特別な一皿にもなれるのです。

・クリーミーで優しい口当たりと、スパイスの奥深い味わいを同時に楽しめる「ホワイトカレー」。忙しい時や元気が出ない時にこそ「ホワイトカレー」を食べて、ほっと心落ち着くひとときを作ってみませんか?

▼マンガに出てきた商品

連載マンガ「3色のカレーの心ほどける物語」。ホワイトカレー編はいかがでしたでしょうか。
ぜひ他の色のエピソードものぞいてみてくださいね。次回の更新もお楽しみに♪

▼他の物語を読む

・始まりのブラックカレー編(11月末公開予定)

監修者プロフィール

杏耶さん

杏耶

作家・イラストレーター。
XやInstagramで紹介しているレシピが大人気。
宝島社『あやぶた食堂』シリーズ、『ド丼パ!』シリーズ、‎KADOKAWA『もうがんばれない日のための限界ごはん』など、著書多数。
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※掲載情報は、2025年10月時点のものです。

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