【3色のカレーの心ほどける物語 #3】始まりのブラックカレー編

【3色のカレーの心ほどける物語 #3】始まりのブラックカレー編

平日は会社で仕事、休日は家でダラダラ……。社会人2年目の裕二は、そんな代わり映えのない日々に、漠然とした虚しさを感じていた。

ある週末、何か食べるものでも買いに行こうとスーパーへ向かった裕二。そこで偶然出会った“黒いカレールウ”が、彼の日常に小さな変化を起こす…?

とある休日、友人のSNSを眺めながらダラダラと過ごす裕二。空腹を感じ冷蔵庫を開けるが中は空っぽで、「これが俺の過ごしたかった休日なのか?」と呆然とする。食べ物を買いにスーパーへ向かう道中、民家から漂うカレーの匂いに、「カレーなら俺にも作れるかも」と一念発起する。
スーパーのカレー売り場でルウ選びに迷う裕二。高級感のあるパッケージに惹かれ、「これで俺も優雅な休日を手にできるかも…?」と「ブラックカレー」を購入する。帰宅後、玉ねぎと牛肉だけで作れる手軽さに感動しながら、早速調理を進める。
「ブラックカレー」が完成。「俺でも簡単に作れちゃった…!」とテンションの上がる裕二。玉ねぎをじっくり炒めたような香りにうっとりとしながら、「ブラックカレー」を口に運ぶ。
完成したブラックカレーの、ほどよい辛さとスパイス感、お店のようなリッチな味わいに目を輝かせる裕二。食べているうちに「誰かといっしょに食べたら楽しいだろうな」と思い立ち、友人達に「来週末、おれんちでカレーパーティーしない?」とメッセージを送る。翌週、裕二の家でカレーパーティーが実現。ブラックカレーが彼の日常に小さな変化をもたらした。

食卓の定番メニュー、カレーの魅力は「おいしさ」や「手軽さ」だけではありません。彩り豊かな見た目やいつもと違う味で、少し気分を変えるきっかけにも、大切な誰かに贈る特別な一皿にもなれるのです。

玉ねぎをじっくり炒めたような香ばしい旨みと、ブラックペパーや唐辛子などのスパイスの香りと辛さ、濃厚でコク深い味わいが特徴の「ブラックカレー」。いつもの毎日にちょっとしたアクセントが欲しい時や、気分を切り替えたい時、「ブラックカレー」を食べて、日常にささやかな彩りを添える、そんなひとときを過ごしてみませんか?

▼マンガに出てきた商品

連載マンガ「3色のカレーの心ほどける物語」もついに最終回。ブラックカレー編はいかがでしたでしょうか。
ぜひ他の色のエピソードものぞいてみてくださいね♪

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監修者プロフィール

杏耶さん

杏耶

作家・イラストレーター。
XやInstagramで紹介しているレシピが大人気。
宝島社『あやぶた食堂』シリーズ、『ド丼パ!』シリーズ、KADOKAWA『もうがんばれない日のための限界ごはん』など、著書多数。
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※掲載情報は、2025年11月時点のものです。

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