カレー好きよ集まれ!カレーの祭典「ジャパニーズカレーフェスティバル2024」イベントレポート

カレー好きよ集まれ!カレーの祭典「ジャパニーズカレーフェスティバル2024」イベントレポート

2024年8月10日から9月8日まで、約1ヶ月の間開催された「JAPANESE CURRY FESTIVAL(ジャパニーズカレーフェスティバル)2024」 。本記事では、同イベントのクロージングを飾るハウス食品株式会社協賛・カレーのチカラ「カレーのふしぎ展」の様子をリポートします。会場には名店の個性豊かなカレーが集い、来場者が参加して楽しめる体験ブースも登場。トークイベントでは、カレーが大好きなゲストのトークを通じて、カレーのおいしさの秘密や、スパイスの魅力など、カレーの魅力をさまざまな角度から紐解きます。

ジャパニーズカレーフェスティバルとは?

ジャパニーズカレーフェスティバルのイメージ

「ジャパニーズカレーフェスティバル」は「全世界から注目を浴びるJAPANESE CURRY その驚くべき多彩さを、渋谷から発信。」というコンセプトで、2021年から開催されているカレーイベント。4回目となる2024年も多くのカレーショップが参加し、最終日である9月7日(土)、8日(日)には、CLOSING DAYSイベントが開催されました。

JUNERAYさん

というわけで、ジャパニーズカレーフェスティバル2024にやってきました。
こんにちは! ライターのJUNERAYです。こちらは今回のCLOSING DAYSの会場となるShibuya Sakura Stageの4F、「404 Not Found」。

クロージングの2日間には、多様なテーマのトークショーに加え、ハウス食品の開発・研究スタッフの解説を聞ける体験ブースも登場しています。加えて「CURRY&NOBLE 強い女」など、6店舗のカレーやスパイスを使った料理を味わいながら楽しめるとあって、まさにカレー好き垂涎のイベント! この2日間で特に興味深かったトークショーと、体験ブースのレポートを中心にお届けします。カレーの魅力を感じられるコンテンツが盛りだくさんなので、気になるところは目次から飛んでみてくださいね!

多様化するカレーの今。オープニングトーク「カレーのチカラ」

オープニングトークの様子

イベントのオープニングを飾るのは、アナウンサーの内藤裕子さん、音楽ユニット「ホフディラン」の小宮山雄飛さん、そしてハウス食品からは食品事業本部の髙田浩平さんによる、「カレーのチカラ」をテーマにしたトーク。MCを務めるのは、本イベントのプロデューサーである「カレー細胞」こと松宏彰さんです。

カレーが「国民食」と呼ばれるまでに普及したきっかけは、一説によると戦後、子どもの栄養補給のため学校給食に採用されたことだそう。トークは、そんなカレーに含まれる栄養についての話題へ。

カレーライス1皿で摂れる栄養素のチャート
カレーライス1皿で摂れる栄養素のチャート

「カレーは一般的にカロリーが高く、脂質が多いと思われて敬遠されがちですが、実はそんなことはなく、工夫次第で1食でも栄養をしっかり摂れる料理なんです」と髙田さん。肉や野菜を具材に、ごはんで食べるカレーライスは、1食で主食・主菜・副菜が揃うので、献立としても優秀な料理だそう。さらに、ミニサラダや牛乳、ラッシー(ヨーグルトベースのドリンク)を加えると、さらに理想的な栄養バランスに近づくんだとか。健康の基本はバランスのよい食生活ですから、カレーも具材などを工夫しながら取り入れていきたいですね!

プライムバーモントカレー
ボディメイクをしている方には従来のルウよりカロリー(エネルギー)・脂質の50%オフ(※1)を実現した「プライムバーモントカレー」、「プライムジャワカレー」も人気。(※1)プライムバーモントカレー:1皿当たり、当社バーモントカレー比 / プライムジャワカレー:1皿当たり、当社ジャワカレー比

このように便利な献立として食卓を支えてくれる「家庭のカレー」は、市販のカレールウを使うのが一般的。その上で、だしを使ったレシピや、カレールウにさらにスパイスをたしたアレンジレシピなど、年々多様化してきました。

 内藤さんは「原体験となるカレーは、父が作ってくれたはちみつとコーヒーを入れたカレー」とエピソードを紹介されていましたが、それぞれの家庭にオリジナルのレシピがある点も、カレーの面白さといえるでしょう。

「カレーのチカラ」、ここがPOINT!

・肉や野菜を具材に、ごはんで食べるカレーライスは、1食で主食・主菜・副菜が揃うので、献立としても優秀!

・日本の「国民食」とも呼ばれるカレーは、市販のカレールウをベースに年々多様化している!

「スパイス=辛い」ではない? 「スパイスのふしぎ」

続いてハウス食品開発研究所の星野彰太さんが加わり、トークテーマは「スパイスのふしぎ」に。

トークの様子

カレーを語る上で、スパイスは欠かせません。お互いが好きなスパイスの話題では、小宮山さんの「パプリカが好き」という発言に「めずらしい!」と驚く登壇者たち。唐辛子のような香りを出しつつも、辛くならないのがパプリカを好きな理由なんだとか。

スパイスの種類
実は、スパイスは植物のさまざまな部位から成り立っています。「こんな風に1本の木から色々なスパイスが採れる幻のカレーの木があったらいいのにな……(笑)」という小宮山さんのコメントに、カレー好きのゲストのみなさんから同意の声が。
スパイスの役割

スパイスと一言に言っても、その種類は数えきれないほど。香りづけや臭み消し、辛みづけ、色づけと、どんなカレーを作りたいかによって、自由自在にブレンドできるのがスパイスの魅力でもあります。

トークの様子

「スパイス=辛い、と思われがちだが、実はそうとも限らないんです」と解説するのはハウス食品の星野さん。それを証明してくれるのが、ハウス食品が開発した「スパイス感」のあるカレールウ。スパイスの香りとコクをしっかりと感じられつつも、子どもでも食べやすい味わいになっています。

そのカレーこそが、2023年8月14日発売の『X-BLEND CURRY(クロスブレンドカレー)』。

クロスブレンドカレーの紹介

『X-BLEND CURRY(クロスブレンドカレー)』の特徴は、なんといっても使用されているスパイスの多さ! 産地や加工度の異なる数十種類ものスパイスをバランスよく組み合わせて、、華やかな香りとおうちカレーらしい心地よい余韻の香り・旨みを実現。まさに家庭向けカレールウに新風を吹き込む商品といえるでしょう。

スパイスをブレンドするイメージ
スパイスのブレンド効果のイメージ。複数のスパイスを組み合わせることで、全体の調和がとれて、単体のスパイスよりもくせのない味わいになるんだとか。

さらに2024年2月には、『X-BLEND CURRY(クロスブレンドカレー)<辛口>』も登場! スパイス感がしっかり感じられると共に、じんわりと深い辛みを感じられる仕上がりとなっています。

★X-BLEND CURRY(クロスブレンドカレー)の魅力をもっと知りたい方は「ジャパニーズカレーフェスティバル2023」のイベントレポートもチェック!

スパイスの香り体験

イベント会場には、スパイスのブレンドを実際に体験できるブースがありました。会場のカレーファンはもちろん、スパイスにほとんど触れたことがないという方も皆興味津々です。

JUNERAYさんとスパイス

粉末に挽かれたスパイス単体を嗅いでみると……いい香りはするものの個性が強い! 

スパイス体験の様子

そこで他のスパイスと少しずつブレンドしていくと……香りが重なっていき、「おいしそうな」香りに! 特にこちらのクミンを加えた途端、なじみのあるカレー粉に近い香りが。ふだん食べているおうちカレーの香りは、このようにスパイスを組み合わせることで生み出されているのだと実感することができました。

「スパイスのふしぎ」、ここがPOINT!

・スパイスには、香りや色づけ、辛みなど多種多様な役割が。作りたいカレーによって、そのアレンジは自由自在!

・2024年2月、スパイスの深い味わいと香りを楽しめるカレールウ『X-BLEND CURRY(クロスブレンドカレー)』に、<辛口>が登場!

野草から温暖化対策まで。バラエティ豊かなカレー実食レポート

出店したカレー
左上段から時計回りに、CURRY&NOBLE 強い女、Japanese Spice Curry wacca、コスギカレー、スパイスお菓子研究所、東新宿サンラサー、The CIRCLE

イベント会場では、5店舗によるカレーと、スパイスを使ったお菓子を注文することができました。

それぞれのお店では、今回特別な「テーマ」が設定されていたもよう。例えば「CURRY & NOBLE 強い女(上段左)」は「カレーと野生」がテーマで、野生のヨモギとカキドオシ、炭火焼きの猪肉を使用しています(※実際はクルミがトッピングされていましたが、筆者のアレルギーの都合で抜いていただいています)。

トークイベントでも話題になっていた東新宿サンラサー(下段中央)のテーマは、なんと「カレー温暖化対策」! 冷やしカレーと、その場で握ってもらえるおにぎりの組み合わせが新感覚で、ゲストからも賞賛の声が。おにぎりの具である切り干し大根のアチャールの食感も楽しい一品でした。

スプーンのシンクロ率で測るコミュニケーション——「カレーのおいしさ、その秘密」

さて、ここからは株式会社マジでうまい代表取締役の東山広樹さん、ハウス食品からは開発研究所の玉置麻理さん、根岸剛大さんを迎えて「カレーのおいしさ、その秘密」についてのトークです。

「カレーのおいしさ、その秘密」のトークの様子

玉置さんは、カレーがくり返し食べ続けられている理由を感性工学的アプローチで研究。根岸さんはスパイスに関する新規技術開発に携わり、セミナー等を通じてスパイスの魅力を発信する活動に従事されています。

トークの序盤では、根岸さんが「カレーのおいしさ」について分析。「カレー粉には、通常20種類以上のスパイスが使われており、これほど多種類のスパイスを混ぜた調味料はめずらしいんです」と、根岸さん。また、玉ねぎをあめ色になるまで炒めたり、肉を香ばしく焼いてしっかり煮込んだり、とカレーづくりの工程には、素材の旨みを引き出すひと手間がたくさん。「このようにして複雑な味と香りを重ね合わせ、カレー粉でまとめあげるのがカレーのおいしさの特徴です」と語ります。

「カレーのおいしさ、その秘密」のトークの様子
研究結果について説明する玉置麻理さん(画像右から2番目)、根岸剛大さん(画像1番右)

次は、玉置さんが感性工学的観点で語る「カレーのおいしさ」について。カレーが持つ栄養や、味のおいしさといった既に顕在化している理由とは別に、「なんとなくカレーを食べたいと感じる」潜在的な理由について探ります。

自宅でカレーを作ったり食べたりするのが大好きな、「家カレーエクストリーマー」を対象にさまざまな調査を実施。

「カレーのおいしさ、その秘密」のトークの様子

なかでも興味深かったのは、2人で料理を食べるときのスプーン同士のシンクロ率。母子が同じ食卓で料理を食べる際、スプーン(スプーンと箸も含む)を口に運ぶタイミングが合っていた回数を計測したところ、ハヤシライスや丼ものなどと比べてカレーを食べている時のシンクロ率が高かったというのです。

このような結果から、カレーは他の料理に比べて「場の共有感」が高い、つまり一緒に食べる相手と価値を共有することができる料理だと推察できます。同じ食卓を囲む相手との一体感が、カレーがくり返し食べ続けられてきた理由だとしたら納得ですね。


さて、ここで「カレーのおいしさ」を体感するべく登場したのがX-BLEND CURRY(クロスブレンドカレー)のルウで作るチキンビリヤニ。ビリヤニは、スパイスがきいたカレーと米を層のようにして炊いたごはん料理で、ルウで本格的なビリヤニを作るのはなかなか難しいこととされてきました。

ビリヤニを食べる東山さん
ビリヤニが大好物という東山さんも、「ルウでビリヤニなんて、本当に作れるんですか?」と怪訝な顔。ところが一口食べてみると……「完全にビリヤニだ! え、これ本当にルウでできてるんですか!? 信じられない!」と絶賛。驚きのあまり笑い出してしまいました。
ビリヤニ

イベント参加者も試食ができたので、筆者も一緒に実食。ビリヤニは専門店のものを何度もいただいたことがありますが、見た目も香りも本格的なビリヤニそのものです。

ビリヤニ

一口食べると……おいしい! スパイスの複雑な香りと、辛さのアクセントが絶妙です。パラパラのバスマティライスと相性抜群で、スーパーで手に入るカレールウでこんなに本格的な味わいになるなんて!と思わず感動するほどの完成度。添えられたライタ(ヨーグルトベースのあえもの)もよいアクセントになっていました。
X-BLEND CURRY(クロスブレンドカレー)を使った「ルウで作るチキンビリヤニ」のレシピは、なんとハウス食品公式HPで公開中。ビリヤニ好きの方はぜひ一度お試しを!

「カレーのおいしさ」、ここがPOINT!

・ハウス食品の研究によって、カレーを食べている人同士のスプーンのシンクロ率が高いことが判明! 「場の共有感」が高い料理だからこそ、くり返し食べたくなるのかも?

・X-BLEND CURRYを使った新レシピ「ルウで作るチキンビリヤニ」は、ハウス食品公式HPで公開中!

「中辛」の概念はハウス食品発祥!?「中辛のふしぎ」

ここからはクロージングイベント2日目、MCは引き続きカレー細胞の松宏彰さんで、ゲストには声優の森田成一さんと、俳優の菅井友香さん。ハウス食品からは開発研究所の松山南さん、松岡萌さんを迎え、意外と知られていないカレーの辛さの秘密に迫ります。

ハウス食品開発研究所の松山南さんと松岡萌さん
ハウス食品開発研究所の松山南さん(左)、松岡萌さん(右)

「カレー屋さんがお客さんに聞かれて1番困る質問は、『このカレーって辛いですか?』なんだそうです」とカレー細胞・松さん。辛さの感じ方は人それぞれなため、どのくらい辛いかを人に説明するのは至難の業だそう。では、どのくらい辛いかを表示する「甘口」「中辛」などの基準は誰が決めているのでしょうか?
実は、カレーの表示に「中辛」という言葉を使い始めたのはハウス食品。下記の表のように、商品ごとに辛味順位がつけられています。

辛味順位表

驚くべきことに、バーモントカレー(辛口)とジャワカレー(甘口)は同程度の辛さ。松山さん、松岡さん曰く、バーモントカレーは子どもが食べることを想定して作られているため、大人向けのジャワカレーとは辛さの基準が異なるそう。つまり、「中辛」の基準はカレーの製品ごとに独自に設定されているということです。
もちろんその基準も大雑把なものではなく、原材料に含まれる辛味成分などを数値化し、客観的にどの程度辛いかを判断した上で、複数名で実食して辛味順位を決定しているとのこと。

ホワイトカレー&ブラックカレー

そんな中、新たに登場したのが、松山さんと松岡さんが開発に携わった『ホワイトカレー』と『ブラックカレー』。それぞれ辛味順位は3、4です。 

ホワイトカレーはターメリックや唐辛子など、色のつく素材を極限まで減らした上で、材料を低温で加熱することでルウの白さを引き出しているそう。一方ブラックカレーは材料を焦げる直前ギリギリまで高温で加熱することで、香ばしいうまみとルウの黒さを引き出しているそうです。

ホワイトカレー&ブラックカレー
筆者もいざ実食! ホワイトカレー(左)、ブラックカレー(右)

ホワイトカレーはカルダモンの香りが華やかで、口当たりはまろやか。ジャワカレーの辛口(辛味順位5)をおいしく食べられる筆者は、辛さはほとんど感じませんでした。一方ブラックカレーはコクをしっかり感じる味でスパイシー。辛さもほどよく感じられ、個人的には野菜をおいしく食べられそうな味だなと感じました。

ホワイトカレー&ブラックカレーのあい盛り
ホワイト&ブラックのあい盛りもおいしい!

インパクトのある見た目を楽しみながら、しっかりとスパイスのおいしさを味わえるホワイトカレー&ブラックカレーは、2024年秋冬の限定商品。見つけたらぜひ手に入れてみてください!

「中辛のふしぎ」、ここがPOINT!

・カレーの表示に「中辛」という言葉を使い始めたのはハウス食品。カレーの辛さを示す辛味順位は製品ごとに決まっている!

『ホワイトカレー』&『ブラックカレー』は、見た目や味わいにこだわった新商品のカレールウ! 2024年秋冬の限定商品なので要チェック!

切っても涙が出ないタマネギ、宇宙を旅するカレーが登場「妄想カレー実験室」

最後に、クロージングイベント2日間で特に客席からざわめきが起きていたトーク「妄想カレー実験室」について少しご紹介させてください。

切っても涙が出ないタマネギ

登場したのは、「青森の弘前で1300人を泣かせた」という催涙キット担当の笹子浩史さんと、イベントのために北海道から駆けつけた荒河匠さん。

謎のパッチが入ったカップを目に当てるよう指示され、言われた通りに行った登壇者が次々に号泣。

「妄想カレー実験室」のトークの様子

「どんどん泣けてきます!」と内藤さんも目を赤くしている横で、東山さんは大粒の涙を流していました。これが、タマネギ由来の催涙成分を使って涙を出すキットだそう……(すごい威力です)。

催涙キットを試すJUNERAYさん
筆者も催涙キットを試してみましたが、あれ……? ちょっと目がヒリヒリするだけで泣けてはきません。実は、目が痛みを感じるのは黒目の部分で、筆者のようにコンタクトを着用している人は効果が薄いとのこと。隣では裸眼の編集部スタッフが涙を流していました。

今まで誤解されていたタマネギの催涙成分の生成メカニズムについて、真のメカニズムを世界で初めてハウス食品の研究チームが突き止め……なんとイグノーベル賞まで受賞したとのこと。すごい!

その研究成果を活かして開発されたのが、「切っても涙が出ないタマネギ」こと「スマイルボール」。催涙成分がごく少ないだけでなく、辛みがほとんどない新感覚の味だそう。一切れいただいてみたところ……甘い! 本当に辛みを一切感じない代わりに、フルーティーな甘さがあり、まるでりんごのようです。

スマイルボール
こちらが切っても涙が出ないタマネギ「スマイルボール」

2024年の秋ごろから順次、首都圏・北海道の一部スーパーで展開予定とのこと。生タマネギが苦手な方、ぜひスマイルボールを試してみては?

宇宙でもカレー!? 「宇宙食カレー」の魅力

ハウス食品グループの「宇宙部」として活動している下山郁恵さん、巽千夏さん、川崎有記さんが登場し、宇宙食用のレトルトカレー「スペースカレー」の紹介に。なんと宇宙空間でもレトルトカレーはハウス食品がシェアNo.1なんだとか!

ハウス食品グループ「宇宙部」のメンバー
ハウス食品グループの「宇宙部」メンバーとして活動しているという下山郁恵さん(左)、巽千夏さん(中央)、川崎有記さん(右)。
宇宙食用のレトルトカレー「スペースカレー」
宇宙食用のレトルトカレー「スペースカレー」は、無重力環境での味覚反応の変化に対応するため、スパイシーで濃い味にしてあるそう。

通常のレトルトカレーよりもウコン(ターメリック)やカルシウムを強化することで、地上とは異なる宇宙空間での食事を栄養面でサポートしているとのこと……!

今後は月面での生活を見据えた宇宙食の開発に取り組んでいきたい、という宇宙部メンバーに対し、「シート状のカレーを重ねてスリランカ風なんていかがでしょう?」と松さんも妄想が止まらない様子でした。


これまでの常識をくつがえす「切っても涙が出ないタマネギ」や、宇宙での生活を支えてくれる「スペースカレー」など、もはや「妄想」を実現してくれるハウス食品の取り組み。これからもどんなアイデアが生まれてくるのか、目が離せません!

「妄想カレー実験室」、ここがPOINT!

・ハウス食品グループは、真のタマネギの催涙成分生成メカニズムを突き止め、イグノーベル賞を受賞!その研究を応用した「涙の出ないタマネギ 」こと「スマイルボール」は、首都圏・北海道の一部スーパーで販売開始予定

・ハウス食品では、宇宙食用のレトルトカレー「スペースカレー」を開発。無重力環境での味覚反応の変化に対応するため、スパイシーで濃い味に設定されている

日本のカレーの進化は止まらない

ボリウッドダンスとタブラ演奏の様子
「ラブボリwithミタイボックス」のエネルギッシュなボリウッドダンスや、タブラ奏者U-zhaanさんの熱い演奏で幕を閉じたクロージングの2日間

2023年12月、「全日本カレー工業協同組合」が農林水産省認定・食品輸出促進団体に選定されたのをご存知でしたでしょうか。まさに日本の主要輸出品として、カレーが選ばれたと言っても過言ではありません。

同じテーブルを囲むことで、楽しい時間だけでなく、価値すらも共有できるカレーというふしぎな食べ物。おうちで本格的なスパイスカレーが楽しめる、革新的なカレールウをはじめ、地域の野草を使ったカレーや超低カロリーカレーなど、カレーの進化は日々とどまることを知りません。

皆さんもぜひおうちで、あるいはお気に入りのお店で、豊かな日本のカレー文化を楽しんでくださいね!

※掲載情報は、2025年2月時点のものです。

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