カレーのにんじん、切り方の正解はコレ! 皮の処理についても解説
「カレーのにんじんってどう切るのが正しいの?」と疑問に思っている人が少なくないようです。おいしく仕上げるには断面が多くて、味がしみ込みやすい一口大の「乱切り」がおすすめ。切り方を分かりやすく解説します。さらに、「乱切り」以外のおすすめの切り方と使い分け方、皮の処理についてもご紹介します。
目次
カレーのにんじんは一口大の乱切りがおすすめな理由
形を一定にせず、不規則にカットしていく乱切り。繊維を断ち切り、断面積も大きくなるので、味がしみ込みやすく、カレーのにんじんにおすすめの切り方です。
にんじんの「乱切り」の切り方解説
1. にんじんの先から斜めに包丁を入れて切ります。にんじんが太い場合は、縦半分に切ってから同様に。
2. にんじんを90度ほど手前に回転させ、再び斜めに包丁を入れて切ります。
3. これを繰り返し、大きさを一口大にそろえながら切りましょう。
まだある! カレーに合うにんじんの切り方3つ
一番のおすすめは乱切りですが、カレーに合うその他のにんじんの切り方として、「半月切り」「輪切り」「角切り」の3つをご紹介。おすすめの理由と使い分け方も合わせて解説します。
【半月切り】形に安定感があり切りやすい
名前の通り、半月形に切るのが半月切り。乱切り同様、にんじんの繊維を断ち切っているので、食感はやわらかく味もしみ込みやすくなります。手元が安定して切りやすいので、料理初心者の方におすすめです。
にんじんの「半月切り」の切り方解説
1. にんじんを使う分の長さに切ってから縦半分に切ります。
2. 切り口を下にして横向きに置いたら、端から一口大で一定の幅に切ります。
【輪切り】存在感があり食感が楽しめる
にんじんを円状に等間隔に切っていくのが輪切り。厚さは1cm程度を目安に。食べごたえのあるにんじんが楽しめます。
にんじんの「輪切り」の切り方解説
1. 切り口が輪になるように、端から一定の幅で切ります。
【小さめの角切り】キーマカレーや子ども向けに
1~1.5cmほどの小さな角切りにすると、にんじんの存在感がおさえられるので、具材が小さなキーマカレーにおすすめ。小さな子どもや、にんじんが苦手な方にも向いています。
にんじんの「小さめの角切り」の切り方解説
1. 切り口が輪になるように、端から一定の幅で切ります。
2. 輪切りの切り口を下にして置いたら、縦に3等分の棒状に切ってから、90度回転させ、同様に3等分に切ります。
コラム「にんじんの皮は、むく? むかない?」
にんじんの皮、みなさんはむいていますか? じつはしっかり水洗いすれば、皮をむかなくても大丈夫なんです。理由は、にんじんの皮にあたる部分は、実際は皮でなくとても薄い膜で、出荷時の洗浄でその膜のほとんどがはがれてしまっているためです。
皮に近い部分には、βカロテンやポリフェノールなどの栄養素が多く含まれているので、皮をむかずに食べると栄養面でメリットがあります。
ただし、皮の食感などが気になる方はたわしでこすったり、表面を薄くむいてから調理をしてください。