ハウス「食と農と環境の体験教室・さいたま」開催レポート 2014

第1回  2014年5月25日(日) 曇り時々晴れ    参加人数: 12家族34名

ファーム・インさぎ山の広場で開会式を行い、家族ごとに自己紹介をしました。そして、歩いて10分程の田んぼへ移動し、まず、ファーム・インさぎ山の萩原さんから「さぎ山」の由来になった鷺の話を聞きました。続いて田植えの説明。話に合わせて実演をしてくれるのでわかりやすく、みんなで真剣に聞きました。田んぼを足跡だらけにしないように、1列に並んで前の人の歩いた後について田んぼに入ります。田植えに慣れてくるとタイミングも上手く合ってスムーズに植えることができました。お昼ご飯はカレーとフルーチェです。子ども達もルウを入れてお手伝い。午後からの畑の作業では、ピーマン、ミニトマト、サトイモを植え、大きく育つようにたい肥もまきました。次回は、田んぼでの草取りと生き物観察。稲がどのくらい育っているか楽しみです。

活動1 自己紹介とさぎ山の説明

開会式では家族ごとに自己紹介。子ども達も笑顔で、名前をしっかりと言うことができました。

開会式では家族ごとに自己紹介。子ども達も笑顔で、名前をしっかりと言うことができました。

「この付近は『野田のさぎ山』と呼ばれる鷺の集団営巣地でした。減反と農薬の影響で鷺が来なくなりました」と話す萩原さん(中央)

「この付近は『野田のさぎ山』と呼ばれる鷺の集団営巣地でした。減反と農薬の影響で鷺が来なくなりました」と話す萩原さん(中央)

活動2 田植え

萩原さんの説明に合わせて田植えの実演。

萩原さんの説明に合わせて田植えの実演。

ロープに添ってまっすぐに植えます。

ロープに添ってまっすぐに植えます。

活動3 昼食作り

稲わらで炊いたご飯。羽釜のフタを開けるとつやつやのご飯が!

稲わらで炊いたご飯。羽釜のフタを開けるとつやつやのご飯が!

大鍋で煮込むカレー。カレールウをそーっと入れます。

大鍋で煮込むカレー。カレールウをそーっと入れます。

活動4 畑の作業

サトイモを植えた後に、たい肥をまきました。「大きく育ちますように」。

サトイモを植えた後に、たい肥をまきました。「大きく育ちますように」。

トマトの苗の脇に支柱を立てます。8の字に苗と支柱をひもで結びました。

トマトの苗の脇に支柱を立てます。8の字に苗と支柱をひもで結びました。

参加者の声

応募の理由をお聞きしたところ、次のようなご意見を頂きました。

  • 日常生活の中では体験できないことが近くで体験できるので。
  • 子ども達に植物の生長する様子を知ってもらい、食物に興味を持ち、大事にしてほしいと思ったため。
  • 田植えや野菜の植付から収穫までの間、貴重な体験ができると思い、応募しました。等。

また、今回の感想や印象に残ったことについてもたくさんお伺いしました。やはり一番多かったのは「田植え」。その中から一部をご紹介します。

  • 田植えで裸足で泥水につかり、みんなで協力しながらできました。
  • 田植えでは最初に「わあ、気持ち悪い」という声が上がりましたが、作業をするうちに、「気持ちいい」という声に変わったこと。
  • 畑作業は学校で経験がありましたが、田植えははじめてだったので印象に残りました。等。

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第2回  2014年6月15日(日) 晴れ    参加人数: 13家族35名

梅雨の晴れ間の晴天に恵まれた2回目は、田んぼの草取りと生き物調査、畑の管理とジャガイモ掘りを行いました。田植えから1か月が過ぎ、田んぼには思ったより雑草が生えていないように見えます。萩原さんから「水面に葉が出ていないだけで、土の中にはもう根を張っているので、稲の周りの土をかき混ぜるようにすると除草できます」という話を聞いて、稲をまたぐようにして田んぼに入りました。草取りには『田こすり機』も使いました。草取りの後で生き物を捕まえて、テーブルの上のトレーやフタ付きの容器にオタマジャクシ、カエル、虫毎に分けて入れてみんなで観察し、オリザネットの古谷さんがくわしく田んぼの中の生き物について説明してくれました。お昼ご飯は夏野菜のハヤシライスと子ども達が作ったフルーチェです。午後からの畑の作業では、ピーマンを収穫してミニトマトのわき芽を取ってから、ジャガイモの収穫をしました。茎を引っ張ってもジャガイモが付いていないこともありましたが、周りの土を掘るとゴロゴロと出てきて大喜びでした。次回は、午後から夜の時間で実施する里山体験なので、今からワクワクしています。

活動1 田んぼの草取り

これが『田こすり機』。デッキブラシのようにこすりながら使います。

これが『田こすり機』。デッキブラシのようにこすりながら使います。

田んぼの長さは50m。中腰の姿勢で、稲の周りの土をかき混ぜるようにする作業は腰が辛かった...。

田んぼの長さは50m。中腰の姿勢で、稲の周りの土をかき混ぜるようにする作業は腰が辛かった...。

活動2 生き物観察

用水路で捕まえたニホンイシガメ。「ニホンイシガメの特徴は甲羅の色がキレイなこと。甲羅で外来種かどうか判断できるんですよ」。

用水路で捕まえたニホンイシガメ。「ニホンイシガメの特徴は甲羅の色がキレイなこと。甲羅で外来種かどうか判断できるんですよ」。

捕まえた生き物の名前をホワイトボードに書き出しました。29種類の生き物を発見しました。

捕まえた生き物の名前をホワイトボードに書き出しました。29種類の生き物を発見しました。

活動3 昼食作り

わら炊きご飯のわらをくべる子ども達。熱くて大変!

わら炊きご飯のわらをくべる子ども達。熱くて大変!

でき上がったご飯とハヤシライス。食べ残さないように。足りない時はお代わりしてね!

でき上がったご飯とハヤシライス。食べ残さないように。足りない時はお代わりしてね!

活動4 畑の作業

ミニトマトのわき芽とり。どれがわき芽かわかるかな?

ミニトマトのわき芽とり。どれがわき芽かわかるかな?

茎を抜いた後に、土を掘るとジャガイモが出てくる...はず。(この後、ちゃんと出てきました!)

茎を抜いた後に、土を掘るとジャガイモが出てくる...はず。(この後、ちゃんと出てきました!)

参加者の声

2回目の体験教室での一番人気の活動は「生き物観察」。その理由をお聞きしたところ、次のような理由があがりました。

  • 普段は虫を怖がり素手で触ったりしないのに、今日は自然と手がでて、積極的に行動できました。
  • おたまじゃくしをもらったので学校へ持って行って観察しようと話しています。
  • 田んぼにいる生き物の種類の多さにびっくりしました。等。

また、1回目の体験教室後のご家庭での様子をお伺いしたところ、いろいろな変化があったようです。

  • お米を食べる時に1粒の大切さの話ができた。ご飯を残さず食べるようになりました。
  • 田んぼを見ると田植えを思い出し、大雨の時も田んぼは大丈夫かなと気にしていました。
  • 次回の体験教室のことが楽しみで、それが家族の話題になっています。等。

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第3回  2014年7月27日(日) 晴れのち雨のち曇り    参加人数: 12家族35名

開会とほぼ同時に雨が降り出した3回目は、夏野菜の収穫とサトイモ畑の管理を中止して里山にある「野良里」に集合しました。畑に行けなかったのは残念でしたが、竹のお話を聞いた後で竹の水鉄砲づくりの仕上げを子ども達で行いました。続いて、お手玉、おはじき、竹とんぼ、紙風船等、昔遊びをしました。竹パンづくりも同時進行で分担しながら取り組みました。そのうちに雨も止んで「よかった」と言いながらラタトゥイユに入れる野菜を切りました。晩ご飯はラタトゥイユ、竹パン、しょうゆの炊き込みご飯、ぬか漬けです。デザートにフルーチェも食べておなかがいっぱい。そして、いよいよ楽しみにしていた里山体験と昆虫採集です。真っ暗な里山を懐中電灯を頼りに歩いていくと、「あ!カブトムシ!!」「こっちも!」「たくさんいるよ!」と声があがりました。最後に、竜が暴れたという伝説のある神社の敷地内に隠された「おみやげ」を探す肝試しに子ども達だけでチャレンジ。カブトムシを入れた虫かごを手に満足した表情で帰途につきました。

活動1 竹の水鉄砲と竹パン

細い竹に細長く切ったタオルをまきつけ麻紐で結んでできあがり。萩原哲哉さんの手元を真剣に見つめる子ども達。

細い竹に細長く切ったタオルをまきつけ麻紐で結んでできあがり。
萩原哲哉さんの手元を真剣に見つめる子ども達。

竹パンの生地作り。最初はベトベトでしたが、手のひらを上手く使ってこねていくと上手にまとまってきました。

竹パンの生地作り。最初はベトベトでしたが、手のひらを上手く使ってこねていくと上手にまとまってきました。

活動2 昔遊び

一番人気は竹とんぼ。遠くまで飛ばせるかな?

一番人気は竹とんぼ。遠くまで飛ばせるかな?

「あれ?どこに飛んでいったんだろう?」おはじきやお手玉はお母さん達も盛り上がりました。

「あれ?どこに飛んでいったんだろう?」
おはじきやお手玉はお母さん達も盛り上がりました。

活動3 夕食作り

エダマメはもいで、塩ゆでに。

エダマメはもいで、塩ゆでに。

焦げないように、竹を回します。炭火で焼いた竹パンはおいしかった。

焦げないように、竹を回します。炭火で焼いた竹パンはおいしかった。

活動4 昆虫採集

クヌギの樹液に集まるカブトムシ。たくさん集まっていたので、びっくり!

クヌギの樹液に集まるカブトムシ。
たくさん集まっていたので、びっくり!

網の中ではなくて、外に引っかかりました。

網の中ではなくて、外に引っかかりました。

参加者の声

特によかった活動は?とお聞きしたところ、最も多かったのは「里山体験と昆虫採集」。

  • 里山体験は真っ暗な中、懐中電灯を頼りに歩いたので、子どもはちょっぴり怖かったらしいが、貴重な経験だった。
  • カブトムシとの出会いは、子どもも大人も盛り上がった。虫が苦手な子どもも大喜びだった。

他に、竹パン作りや竹で作った水鉄砲作りも人気でした。

  • 竹パン作りは子ども達が中心になって、こねる作業をしたのでとても楽しそうだった。
  • 竹で水鉄砲が作れることを初めて知った子どもは目を輝かせていた。

ご家庭での変化については、

  • 体験教室で行ったことを家でもやってみよう!という気持ちになっている。
  • 前回、捕まえたザリガニを飼って観察を続けている。
  • 田んぼから持ち帰ったオタマジャクシがカエルになったことが、子どもにとってとてもうれしかったようだ。

等があげられていました。

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第4回  2014年9月14日(日) 晴れ    参加人数: 13家族37名

今日は朝から晴れ渡り絶好の稲刈り日和となりました。着替えを済ませて田んぼに移動し、萩原さんから稲刈りの要領と注意事項を3回繰り返して説明してもらった後一斉にスタート。日差しが強かったので、途中休憩をはさみながらお昼まで刈り、萩原さんから「予想以上にたくさん、しかもきれいにできた」と、おほめの言葉をいただきました。その後、広場に戻りスパイスブレンド体験をしました。6種のスパイスを混ぜオリジナルマイカレーパウダーを作り、昼食のカレーライスに振りかけて食べました。デザートは子ども達で作ったフルーチェ。カレーもフルーチェも完食しました。午後は刈った稲のはざがけとささげの豆とり。稲は約2週間干して脱穀、もみすりして玄米にします。最終回はこのささげと新米で赤飯を炊いていただく予定です。今からとっても楽しみです。

活動1 稲刈り

刈った稲を麻ひもできつく縛ります。

刈った稲を麻ひもできつく縛ります。

2トントラック1台分刈り取りました。

2トントラック1台分刈り取りました。

活動2 スパイスブレンド教室

分量はマドラーを使って慎重に量りました。

分量はマドラーを使って慎重に量りました。

配合例を参考にオリジナルカレーパウダーのできあがり。

配合例を参考にオリジナルカレーパウダーのできあがり。

活動3 昼食

オリジナルカレーパウダーを振りかけて食べました。どんなお味?

オリジナルカレーパウダーを振りかけて食べました。どんなお味?

デザートにフルーチェをつくりました。

デザートにフルーチェをつくりました。

活動4 はざがけとささげの豆とり

風が良く通るようにかけます。

風が良く通るようにかけます。

みなさん楽しくお話をしながら楽しそうに豆を取っています。

みなさん楽しくお話をしながら楽しそうに豆を取っています。

参加者の声

今回参加しての感想

  • 稲刈りは人の手でやると、本当に大変な作業ですよね。でも、大変だった分、刈った後の田んぼも美しく、達成感がありました。はさがけは今ではあまりやらないようですが、日本の伝統的なものは大切にしていきたいですね。
  • お米を取るための苦労がとてもよくわかりました。またカマの使用法等も丁寧にご指導いただき、子ども達にも大変よかったと思います。

体験教室に参加しての変化

  • 前回カブトムシを捕まえ、夏休み中、えさあげ、掃除のお世話をし、自分がやらないと死んでしまうという責任感がでてきました。
  • もう少し、食べ物を大事にしてほしいところですが、家に帰ると元通りの生活になってしまいます。でも萩原さんを話題に挙げて指導しています。

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第5回  2014年10月26日(日) 晴れ    参加人数: 13家族38名

今回が最終回でテーマは「収穫祭」。朝はひんやりとして肌寒く感じましたが、サトイモ掘りをすると汗ばむほど、日中は暖かな日となりました。サトイモとピーマンを一緒に収穫後、広場に戻り昼食の準備にとりかかりました。さつま汁の野菜の下ごしらえをし、新米のわら炊きご飯に挑戦。順番にわらをかまどに入れてご飯を炊きました。隣のかまどで前回サヤからはずしたササゲを入れた赤飯を同時に作りました。炊きあがったごはんで「塩むすび」と「みそむすびを」みんなで作り、さつま汁、おむすび、赤飯で昼食にしました。デザートはフルーチェとゆでラッカセイ。午後は野菜を育てるために使う、たい肥用の落ち葉集めをしました。子ども達はトラックにいっぱいの落ち葉を座布団代わりにして荷台に乗り、敷地内を一周しました。アンコールの掛け声にこたえ更に一周。次にわらを使ったしめ縄、リース作りをしました。最後に萩原さんから家族ごとに修了証が渡され、一人2kgの米と収穫したサトイモとピーマンを手に記念撮影し、今年の体験教室を終了しました。

活動1 農作業

肉厚のピーマンがたくさん採れました。

肉厚のピーマンがたくさん採れました。

掘り起こしたサトイモの土と根を取り除きます。

掘り起こしたサトイモの土と根を取り除きます。

活動2 調理作業

 わらをていねいにかまどに入れてご飯を炊きます。

わらをていねいにかまどに入れてご飯を炊きます。

 新米の塩むすび、みそむすび。みそむすびも大人気でした。

新米の塩むすび、みそむすび。みそむすびも大人気でした。

活動3 落ち葉集め

落ち葉かきをしたところはきれいになりました。

落ち葉かきをしたところはきれいになりました。

ふわふわ落ち葉のざぶとん。でもちょっときゅうくつ。※萩原さんの私有地を走るので荷台に乗ってもOK。

ふわふわ落ち葉のざぶとん。でもちょっときゅうくつ。
※萩原さんの私有地を走るので荷台に乗ってもOK。

活動4 わら細工と修了式

 すてきなリースができました。

すてきなリースができました。

おいしいお米と修了証を手に萩原さんと記念撮影。

おいしいお米と修了証を手に萩原さんと記念撮影。

参加者の声

今回参加しての感想

  • 材料を自分達で切って、おむすびも自分達でにぎって、それをみんなで食べるという体験はとても良かったと思います。
  • 落ち葉掃きとトラック一周が楽しかったです。みんなで「せまい!」といいながらも、くっついているのが、すごく楽しかったです。

体験教室に参加しての変化

  • お米や野菜の収穫体験で、食べられるありがたさを子どもなりに感じている様です。
  • 劇的な変化はありませんが、今後の生活の中で、「あっ、この経験したことあるね」と少しだけでも思いだしてくれるといいと思います。この経験が今後に役立つといいです。

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