
多様な人材が活躍できるハウス食品グループであるために
―ハウスあいファクトリー(株)におけるダイバーシティ*1の実践―
*1 ダイバーシティ:多様性の尊重(このページでは特に「人材の多様性」という意味で記述しています)

企業理念
3つの“あい”を誇れる会社にします
- 愛情のこもった製品・サービスを提供し続ける会社を目指します。
- ふれあい・助け合いの精神で、よりよい会社を目指します。
- みんなから愛される会社を目指します。
ハウス食品グループとして障がい者雇用を推進
ハウス食品では、性別や年齢、国籍、障がいの有無にかかわらず、誰もが活躍の場を与えられる「人材の多様性」を尊重したグループ経営に取り組んでいます。
ハウスあいファクトリー(株)は、2009年12月、ハウス製品の詰め合わせセットなどの梱包作業と朝岡スパイス(株)の製造作業を行っていた(株)エスパックを組織基盤とし、社会貢献として障がい者雇用に取り組んできたハウス食品東大阪工場の一部業務を移管して設立。2010年4月には「特例子会社」*2の認定を受けました。ここでは29名の障がいを持つ従業員が、他の工場と同様の品質管理と製造責任のもと、主に袋スパイス製品の製造および包装加工に従事しています。
*2 特例子会社:障がい者を多数雇用することを目的に設立され、障がい者の雇用人数、占める割合など、法律に規定された一定の要件を満たし、公共職業安定所の所長から認定を受けた会社

(株)エスパックから引き継ぐ詰め合わせの梱包作業

東大阪工場の業務を移管した袋スパイスの製造
〜ハウスあいファクトリー〜
- 所在地:
- 大阪府東大阪市渋川町2丁目11番31号
- 開所年月:
- 2009年12月1日
- 従業員数:
- 社員45名(うち聴覚障がい者23名・知的障がい者5名)、パート社員33名(うち視覚障がい者1名)
計78名(うち障がいを持つ者29名) (2011年4月1日現在)
障がい者も共に本業を担ってこそ真のダイバーシティ
他の特例子会社では、本社などで使用する印刷物の制作や清掃作業など、本業とは離れた運営サポート的な業務を行うケースが多い中で、「ハウスあいファクトリー」は、障がいを持つ社員にもスパイス製品の生産というハウス食品グループの本業を担ってもらうことにこだわりました。障がい者用に特別に配慮した業務をあえて作って雇用することだけが企業の社会的責任ではなく、たとえ身体に障がいを持っていても、同じ業務を分かち合い、同じ社会人として自立した生活を支援するのが私たちの望みであり、それが社会貢献につながるのだと考えたからです。 今後も障がい者と健常者が一体となって、より高い品質の製品を作る生産体制を模索していきたいと考えています。

障がい者と健常者が協力して品質を追究
「責任ある仕事」が働きがいにつながる
食品製造工場として「品質保証」や「欠品ゼロ」といった目標にこだわりを持つことが「責任ある仕事を行っている」という働きがいにつながります。そのため、障がいを持つ社員にも健常者と同じ品質への責任を求める一方で、誰もが安全に間違いなく作業できるよう設備やしくみを工夫したり、日頃から密にコミュニケーションを取るなど、安全性と作業効率の面でできる限りのサポートを行っています。
[施設・設備面のサポート例]

■聴覚障がい者が多いことに配慮し、機械の状態は赤・黄・緑のシグナルタワーで把握

■製品の管理基準、包材の重要確認個所などを記した看板を写真を使って作成

■各施設の出入り口は、段差をなくしたバリアフリー設計
[制度・しくみのサポート例]
■手話のできる先輩社員によるOJTの実施
■業務に関する学習会・手話学習会の定期実施

■知的障がい者に対しては専任指導員を配置
担当者のコメント

ハウスあいファクトリー株式会社
取締役運営部長
松田 達久
設立して間もないので、まだまだ設備・しくみとも工夫の余地が大きいと考えています。会社としても「特例子会社」であることに甘えず、独立採算で利益を出し、事業として継続させることが責務です。今後は、雇用以外の貢献として、例えば体験学習や養護学校の社会見学の受け入れなども考えていきたいと思います。
ステークホルダーのコメント

大阪府立たまがわ高等支援学校
進路指導部
倉木 暁子様
貴社には、東大阪工場で1期生の職場実習を受けていただき、「あいファクトリー」立ち上げの時に2期生3名を、この4月に3期生2名を採用していただきました。生活面でも手厚くサポートしてくださり、卒業生たちは元気に働いています。私たちも各支援機関と連携しながら、障がいのある人たちの就労を支援していきます。


