ハウス商品の歴史 1928年:ハウスカレー

<商品について>

発売当初は粉末カレーで、紙箱入り。原色を使い包装紙を破ると中からカレー粉が見えるという、当時では斬新なデザインでした。

<商品データ>

1箱20皿分180瓦(瓦=g)40銭で、「一皿タッタ二銭」と宣伝しました。

1928年:ハウスカレー

<当時の時代背景>

「ハウスカレー」の作り方

発売当初の「ハウスカレー」の作り方です。現存する製品レシピでは、もっとも古いものです。

「玉葱半個を小さく切り、約一合の水で一寸煮て、ハウスカレーをコーヒー匙山盛三杯を三勺の水でよくとかして入れ、かきまわしながら煮立てますと「ネットリ」としたカレーとなり、此れを二皿の温き御飯にかけますと、大変おいしいライスカレーが出来ます。」

戦前の宣伝活動

1933年実演販売

1933年(昭和8年)ごろ、東京市(現東京都)墨田区の太平商店店頭での試食宣伝。当時、宣伝効果の大きかったチンドン屋さんの姿もみえます。中央の和服姿の女性2人は当社の宣伝員で、赤いたすきには「ハウスカレー本舗宣伝部」と書かれ、当時の会社ロゴマークであった家のマークのピンバッジで留めていたそうです。

新潟の宣伝車写真

1934年新潟宣伝隊

1934年(昭和9年)ごろ、新潟市を練り歩く宣伝車をしたがえての「宣伝行列!」この頃は「車」といっても自動車ではなく、チンドン屋で使われた荷車に飾り付けをした、いってみればお祭りの山車(だし)のようなものが中心でした。きっとどこに行っても人気で、大勢の人が集まって見物していたのでしょうね。

松屋試食販売

1935年宣伝販売

1935年(昭和10年)ごろ、東京・銀座の松屋百貨店でカレー粉を溶いた小なべを手に、電熱器で調理しながらの試食販売風景。お客様も宣伝員の女性もすべて和服です。

<当時のポスター>

1934年(昭和9年)ごろのポスター

1934年(昭和9年)ごろのポスター

1939年(昭和14年)ごろのポスター

1939年(昭和14年)ごろのポスター

※製品情報は発売当時のものになります。

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