1960年:印度カレー
<商品について>
ハウス食品初めての固形ルウカレー。台形のパッケージがユニークです。インドから直輸入の20種類のスパイスを精製したハウス純カレーをもとに、よく炒めた小麦粉を加え、ミルク、砂糖、食塩等で味付けした即席カレーです。チーズ、バターをたっぷり使ってチョコレート状に固めてありました。ビタミンB1・B2を添加した栄養強化食品でした。
<商品データ>
1箱130g(8皿分)50円

<当時の時代背景>
印度カレー開発ものがたり

1949年(昭和24年)に製造再開された「即席カレー」は、1952年に「即席ハウスカレー」への名称変更を経て、順調に売上げを伸ばしていきましたが、その一方で、東京では他社から固形ルウのカレーが登場し人気が高まっていました。販売店からも固形ルウカレーの製造をして欲しいとの要望が相次ぎましたが、すでにある粉末のカレーが大きく伸びているこの時期に、あえてリスクを冒してまで固形カレーの製造に乗り出すべきかどうか。熟慮の結果、固形カレー分野への進出を決断。これまで粉末カレーで培った技術と経験をフルに活かして、新たな生産設備を整え、固形タイプのルウカレー「印度カレー」が誕生したのです。
※製品情報は発売当時のものになります。