【夏野菜カレーレシピ】素揚げなしで簡単! 野菜の選び方や調理ポイントも

【夏野菜カレーレシピ】素揚げなしで簡単! 野菜の選び方や調理ポイントも

夏野菜をたっぷり使ったカレーレシピをご紹介。野菜は焼くだけで、揚げるなどの手間いらず。香ばしさが増し、野菜の食感も引き立ちます。油で調理することで栄養素の吸収率がアップし、色味も鮮やかに。また、夏野菜の選び方やカレーに使う際の調理のポイントも解説します。

【レシピ】夏野菜スタミナソテーカレー

夏野菜スタミナソテーカレーの画像

【材料】6皿分

・ ハウス バーモントカレー<中辛>230g…1/2箱(115g)

・ 豚肉(ロース・薄切り)…300g

・ ハウス 特選本香り 生にんにく…小さじ1/3

・ ハウス 特選本香り 生しょうが…小さじ1/3

・ 玉ねぎ…中1個(200g)

・ なす…2本(160g)

・ ズッキーニ…中1本(200g)

・ オクラ…6本(60g)

・ トマト…小2個(200g)

・ サラダ油…大さじ4

・ 水…600ml

コーンライス

・ 米…3合(450g)

・ とうもろこし(生)…1本(300g)

・ 塩…小さじ1/3

・ バター…10g

【作り方】

<コーンライスを作る>米は洗って浸水させ、炊飯器で通常の水加減にし、塩を加えて軽く混ぜる。芯からこそげ落としたとうもろこしとその芯、バターをのせて炊く。

ごはんが炊き上がったら、芯は取りのぞき、全体を混ぜる。

<カレーを作る>豚肉は大きめの一口大に切り、にんにく、しょうがをもみ込む。玉ねぎは縦4等分に切り、繊維を断つように1cm幅に切る。

なす・ズッキーニ・オクラ・トマトを切る(下記「夏野菜の選び方・カレーに使う時の調理ポイント」を参照)。

大きめのフライパンにサラダ油大さじ1を熱し、3の玉ねぎを入れて炒め、すき通ってきたら3の豚肉を加え、肉の色が変わるまで炒める。
※玉ねぎは、全体に油がまわるようによく炒め、うまみと食感を保つ。

水を加えて沸騰したらあくを取り、弱火〜中火で具材が柔らかくなるまで約5分ほど煮込む。

煮込んでいる間に別のフライパンにサラダ油大さじ3を熱し、4の野菜を弱火〜中火で焼き、焼き目がついて火が通ったら取り出す。トマトは両面をさっと焼く。

6のフライパンの火をいったん止め、ルウを割り入れて溶かし、再び弱火で時々かき混ぜながらとろみがつくまで約5分煮込む。

皿に2のコーンライスを盛り、7の野菜をのせて飾り、8のカレーをかける。

夏野菜の選び方・カレーに使う時の調理ポイント

なす、トマト、きゅうり、とうもろこし、レモンの画像

今回レシピで使用した5種類の夏野菜について、おいしい野菜の選び方と、カレーに使う時の調理のポイントを解説します。素材の魅力を引き出して、旬の野菜を味わい尽くしましょう!

【なす】夏野菜の大定番! 切り方で立体感を出して

なすの画像

夏野菜の大定番。焼くと香ばしさが増し、カレーのおいしさを引き立てます。

選び方

皮にハリとツヤがあり、色が濃く均一で、へたは黒くてトゲが尖っているものを選びましょう。皮にしわがあり、身がふかふかしているものは鮮度が低いので注意。

調理のポイント

皮はむかず、鮮やかな紫色をカレーの彩りに。へたはがくとの境目に包丁を入れて切り落とし、縦6〜8等分に切りましょう。盛りつけの際に立体感が出て、ほどよく柔らかな食感が楽しめます。

なすは、表面に焼き目がつき、身に透明感が出るまで焼きます。菜箸でつかみ、全体的にかたくなければ火が通った証拠。加熱しすぎると柔らかくなりすぎ、食感が悪くなるので注意してください。

【ズッキーニ】厚めの輪切りでシャキシャキ食感に

ズッキーニの画像

焼いても食感が失われず、シャキッとした歯応えが魅力。クセのない味わいで、カレーに合わせやすい食材です。

選び方

深緑色でツヤがあり、太さがなるべく均一なものを選びます。サイズが大きすぎるものは、果肉がスカスカになっていて水っぽく、味が薄くなりがちなのでご注意を。

調理のポイント

へたを切り落として、1cm幅の輪切りにし、火を通しやすくします。なすと切り方を変えることで、シャキッとした食感が際立ち、盛りつけでも色のコントラストを楽しむことができます。

表面に薄く焼き目がつき、しんなりするまで焼きます。弱火〜中火でじっくり火を通し、甘みを引き出しましょう。

【オクラ】下ごしらえで食感と色味をアップ!

オクラの画像

ネバネバ食感が食欲をそそります。ビタミンや食物繊維もたっぷりで、スタミナカレーに欠かせない存在です。

選び方

表面のうぶ毛が均一なものが新鮮。角がはっきり筋張っているものは、かたいので避けましょう。

調理のポイント

へたを少し切り落とし、かたいがくは削るようにむきます。うぶ毛は少量の塩でこすって取ると食感がよくなり、色もきれいに仕上がります。

オクラは断面が見えるように縦半分に切ると、見た目が華やかに。切らずに丸ごと使う場合は、楊枝などで数カ所穴を空け、破裂を防ぎます。

色が鮮やかになって表面に焼き色がつき、全体的にややしんなりするまで焼きます。

【トマト】さわやかな風味をプラス! さっと焼くのがコツ

トマトの画像

適度な酸味とみずみずしい食感がカレーをさわやかな味わいに。隠し味にも使われるほどカレーとの相性は抜群です。

選び方

へたが青々しているものが新鮮。また、手で持ったときにずっしりと重みがあり、へたと反対側に放射線状の筋目が見えるものが、甘みがありおすすめです。

調理のポイント

輪切りにすると、見た目が美しく、火も均一に通ります。切れ味の悪い包丁を使うとトマトの細胞をつぶし、うまみの詰まった果汁が流れ出てしまうので、切れ味のよい包丁を使いましょう。

トマトは弱火〜中火で、表面の皮が少し縮みはじめ、水分が出始める手前まで、さっと焼きます。加熱しすぎると形が崩れ、水分が出て油がはねやすくなるのでご注意を。

【とうもろこし】芯まで丸ごと使うから、とうもろこしの風味が際立つ!

とうもろこしの画像

米と炊き上げることで、とうもろこしの優しい甘みと香りが際立ちます。プチプチ食感のコーンライスは、カレーのいいアクセントに。

選び方

端まで実が詰まっているものは、よく熟しており、甘みが強いので◎。ひげがふわふわとして量が多いものほど実が詰まっています。また、粒がふっくらし、ツヤのあるものを選びましょう。

調理のポイント

芯を米の上にのせて炊くと、とうもろこしの風味がより強まり、ごはんとの味なじみもよくなります。

芯は切らずにそのまま炊飯器に入れてスイッチオン。炊飯器に入らない場合は、適当な大きさに切りましょう。

▼夏野菜の栄養素に関する詳しい記事はこちら

食欲が落ちる夏も、彩り豊かな「夏野菜スタミナソテーカレー」なら、豚肉と、いつもより少なめな玉ねぎ、シンプルな具材に、にんにく・しょうがを加えて少しスパイシーな風味をプラスしてあるので、甘みのある夏野菜といっしょにおいしく食べられそう。旬の野菜でスタミナをつけ、暑い日も元気に過ごしましょう!

※掲載情報は、2022年6月時点のものです。

page top