商品開発への想い

※商品パッケージは2014年8月時点のものとなります。

アレルギーのあるお子さまがいらっしゃる方と話される中でほかに見えてきたこととは?

気付きは多くありました。例えばパッケージデザインですが、トーンを落とし気味にし安全面や慎重さを訴求したパターン、カラフルにして見やすくしたパターンなども候補に挙がっていましたが、表面は特定原材料アイコンと文字をセットにしてわかりやすく表示し、パッと見て特定原材料7品目不使用ということがわかるものが良いという声。外箱への意識以外にも、中袋のデザインにも配慮が必要だという声。
今回の商品は、携帯しやすいように小袋に分けています。アレルギー対応食は外に持参されることも多いそうなのですが、中学生の男の子が、キャラクターの絵の描かれたパッケージを持ち歩くとなると誰かに見られると恥ずかしいな、ということもあるのです。外箱はどういう商品かすぐわかるようにして、中袋のデザインは極力シンプルなものがよい、というのもお話の中から伺えたことですね。

事業戦略本部 食品事業二部 植村明日香

開発二部 佐藤みゆき

一般にシチューは秋からTVCMで放映されますが、乳製品や小麦のアレルギーがあるお子さまが、「すごくおいしそう」「どんな味がするんだろう」と強い憧れを持たれているという声も伺いました。今までのシチューは乳製品の味で特徴をだしてきていましたが、今回、別物の味にするのではなく、シチューミクスの味を何としてでも味わってほしい!という強い想いがすごくモチベーションになったと思っています。乳製品のように白いものを使わずにクリーム色のきれいなシチューが作れるかという点にもこだわって作りました。

学校行事やキャンプで一人だけ離れて別のものを食べるというのではなく、アレルギーを持っていない方でも十分に美味しいものにすればみんなで一緒に同じものが食べられる、という想いがより強くなっていきました。普段シチューミクスやバーモントカレーを食べている方にも十分満足していただける味にしないとこの製品はダメなんだ、とこだわって開発してきました。

6皿分である理由とは?

アレルギー対応食となると、特殊な原料を調達し、検査費用もかかるため、価格が高くなってしまう傾向があります。ただ、あまり高い価格にしてしまうと、特別な商品のようになってしまい、アレルギーのない方も一緒に食べていただきにくくなりますので、家族みんなで食べられる量と価格のバランスを取って6皿分としました。

特定原材料7品目不使用シリーズ

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