アジアのシチュー
中国
アジアに飛んで4000年の食文化をもつ中国料理の場合は、「(ウェイ) がとろ火で煮込むの意。かまどの余熱(あるいはごく微少な火、とろ火)を使って、油脂ではなく水を加えて長時間煮ることを意味し、スープが濃くとろりとして、味は濃厚になります。
また中国のとろ火を使う調理法には、このほかにも同様に水を加えて煮る「燉(トン)」、「(メン)」などがあります。燉はスープ煮または蒸し煮(英語のbraiseにあたる)、 はモロッコのtagineのように密閉してとろ火で煮込むことです。
牛筋(ウェイニュウチン)
牛筋肉の煮込み。
鳥翅鮑魚(ヂチパオユイ)
鶏の手羽先と鮑の煮込み。
タイ
鶏肉とえびのココナッツ煮込み
鶏肉とえび、唐辛子、カー(しょうがの仲間)、レモングラスなどにココナッツミルクとレモン汁を加えて煮た、汁けの多い煮込み料理。