食育じかん

お子さんのいるご家庭に役立つ情報をお届けします。食育のお話から、食生活を豊かにするちょっとしたヒケツまで。

Vol.2

おてつだい、してみよう!<初級編>

日頃、お子さんにお手伝いをしてもらうことはありますか? お手伝いは、自尊心や、助け合いの心を育み、子供を成長させるチャンスです。 今号では、子どものお手伝いに関するヒントをご紹介します。

こんなお手伝いにチャレンジ!

お手伝い1 しまう

上に戻る

買い物から帰ってきたら、食材を冷蔵庫にしまってもらいましょう。
最近の冷蔵庫は、野菜室が子どもの手の届く高さのタイプが多いので、野菜室にしまうものを手伝ってもらうのがおすすめ。
そのとき、「にんじんは立ててしまってあげると、にんじんがよろこぶのよ」、「ほうれん草の葉っぱの形って、種類によって違うの知ってる?」などと教えてあげてもいいですね。名前、形、色が違うことはもちろん、実際に手にすることで感触や重さが違うことも分かります。
少し大きくなったら、牛乳などの重いものを冷蔵室にしまうのもよいでしょう。

踏み台がひとつあると便利!

子どもにとっては高い冷蔵室やシンク。踏み台がひとつあれば、子どもにできることがぐんと増えます。折りたたみ式の踏み台なら、ちょっとしたすき間に収納できるので邪魔にもなりませんよ。

お手伝い2 あらう

上に戻る

野菜を洗ったり、お米をといでもらうのもいいでしょう。
お米は、以前は“とぐ”の言葉通り、ぬかなどを落とすために“キュッキュッ”と擦りといでいましたが、現在は精米技術が発達して、さっと洗う程度でも大丈夫になりました。
とはいえ、子どもにとってはパラパラとしているお米を洗うのは、野菜を洗うのと比べワンランクアップのおてつだい。そこでひと工夫、ザルを使ってみましょう!

ザルを使ってお米を流さない工夫!!

お水を流すときに、お米が流れてしまうのを防ぐために、ザルを使いましょう。写真のように、お米の受け皿役として使ってもいいですし、もっと小さなうちは、洗ったお米をザルにあげて水を切る」のを何度か繰り返してもいいでしょう。

お手伝い3 ちぎる

上に戻る

レタスなどの葉もの野菜をちぎってもらいましょう。
一見似ているキャベツとレタスの違いがわかるようになったり、野菜がとても身近なものになります。食事の際、「○○ちゃんがちぎってくれたレタス、とってもおいしいね」などと声掛けすると、野菜を好きになるきっかけになるかも!?
また、子どもは指先がまだ不器用です。ちぎる行為は指先を使うので、とてもいい訓練なんです(指先を使うと脳も刺激されますよ)。

シーザーサラダ

大好きなとんがりコーン入りで、野菜ももりもり!

お手伝い4 まぜる

上に戻る

箸を使って、スプーンで、ヘラで……と、“まぜる”は色々なレシピで登場します。
完全に混ぜることはできなくても、お手伝い気分を味わえるので、小さな子どもから挑戦できます。ボウルの中で、食材が変化していくのも楽しみのひとつ。
ふたりなら、ひとりはボウルを押さえてひとりはまぜるなど、協力しあったり、“順番こ”を覚えたり。こんな風に、助け合う心を育めるのも、お手伝いのいいところ。

いちごたっぷりフルーチェ

いちごを飾ると、豪華なデザートに。

お手伝い5 むく

上に戻る

小さなうちは、卵の殻や玉ねぎ、トウモロコシなど、道具を使わない皮むきを。 少し大きくなったら、道具を使ったお手伝いを。手はじめとして、ピーラーから持たせてみましょう。最初はどこまでが皮かわからず、むきすぎてしまうことも・・・そんなときも決しておこらず、皮について教えてあげるきっかけにしてみてください。
大人には使い慣れたピーラーも、刃物であることには変わりありません。刃の向く方向に手は置かないなど、基本ルールはしっかり教えてあげましょう。
キッチンには、刃物ややけどにつながる危険なものもあることを教えるきっかけにもなりますね。

卵の殻は、全体にヒビを入れてからがコツ

ゆで卵の殻むきは、固ゆで卵からはじめましょう。ゆであがった卵はすぐに冷水につけて、殻がむきやすいようにしてあげます。ポイントは、まず殻全体にヒビを入れること。すると、するするとむけてきます。

おすすめレシピ
お花のハヤシライス

むいた卵をお花の中心にしてかわいく盛りつけ!

ピーラーは、置きながらむける食材からはじめましょう。

例えばにんじんなら、縦半分に切って、食材が安定するように置くのがコツ。

おすすめレシピ
にんじんチーズサラダ

皮だけじゃなく、にんじんまるごとピーラーを活用。

お手伝い6 わる

上に戻る

“ポン、ポン、パカッ”と卵を割るのが、子どもは大好き! 黄身がくずれたってOKです!楽しく挑戦させてあげてください。殻にヒビを入れる微妙な力加減も、経験しなくては覚えません。黄身がくずれずに卵を割れたときのよろこびは、自分の自信にもつながります。できたときは、たくさん褒めてあげてくださいね。

五目だて巻き

何個も卵を割れるよろこびレシピ!

お手伝い7 こねる

上に戻る

パンやクッキー、ナンなどの生地をこねたり、形を整える作業もおすすめ。粘土や土いじりなどの遊びの延長感覚でできるお手伝いです。手で直接食材にふれる感触はとっても大切な経験。
ナンなどは、どんな形に焼けてもOK。小さな子どもから挑戦できますよ。

くるみ&レーズンナン

好みの具材を入れて楽しんじゃおう!

お手伝い8 かたづける

上に戻る

お片付けも立派なお手伝い。食べたらおしまいではなく、自分で食べた食器をさげる、洗い終わった食器を棚にしまうなど、小さなうちからクセをつけたいもの。積極的に協力してもらいましょう!大人が洗い物をしている間に、テーブルの上を布巾でふいてもらうのもよいでしょう。

撮影へのご協力 ありがとうございました! まひろちゃん(写真左) あいちゃん(写真右) かいせいくん

お手伝いすると、どうしていいの?

例えば食事のとき。「こぼさず食べられるように」「正しい箸の持ち方が身に付くように」などについて、さまざまな手助けをしながら教えていくのが大人の役目です。
でも、ただ自分のことだけができるようになればいいのか、というわけではありませんよね。「周囲のことを思いやれるやさしい子になってほしい」とか、「自分に自信をもってイキイキとしていてほしい」とか、生きる力になる心の成長も願ってやまないでしょう。
そうしたことが自然と身に付くのが、お手伝いですよね。
今までできなかったことができるようになる、頼りにされてひとつの責任を果たすことは、きっと自信につながります。また、家族の一員として協力しあって作り上げた食卓を囲むことは、大きな喜びにもなります。
あまり仰々しくせず、日頃の生活の中で、気軽に「○○ちゃん、ちょっと○○お願いできるかな?」とお手伝いのチャンスを作ってみてください。
時間がかかったり、失敗して二度手間になってしまうこともあるかもしれません。けれど子どもにとっては、自尊心、達成感、協力する心や思いやりといった、生きる力になる心の栄養をたっぷり得られる経験です。

お手伝いのやる気を育む ハッピーワード お手伝いしてくれて、助かるな。 ありがとう、うれしいな。 最後までできて、すごいね。 さすが〇〇ちゃん。 わぁ!おかげでこんな〇〇になったよ。 〇〇ちゃんが手伝ってくれたから、おいしくできたね!

ページトップへ