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第6回食の五行歌を選して 草壁焔太
ハウス食品による「食の五行歌」も第6回、毎年、投稿歌も増え、料理のバラエティーも増えていた。今回もと期待していたが、締め切り20日前の3月11日、東日本大震災が日本を襲い、この募集の様相も一変した、と私は感じた。
今回の募集は、ただのほかほかご飯、味噌汁、コロッケ、卵焼き、といった地味な料理が多く、投稿数も昨年の半数ほどとなった。食文化が花と咲く、今の日本で、料理のシンボルが、これらの地味な料理とすれば、それもいいかもしれないと、私は思う。
それは、いつの時代となっても、日本人がゼロから出発するときの料理である。それは日本の人々の精神が、いつでも堅実で質素な姿に戻れることを示しているようで、かえって嬉しさを感じた。

草壁焔太
(くさかべ・えんた)
五行歌の会主宰
1938年、旧満州大連生まれ、9歳のとき小豆島に引揚げる。
東京大学文学部西洋哲学科卒。
五行歌とは、日本のこれまでの詩型から、新しく考えられた自由で、書きやすく、また完成しやすい短い詩の形です。呼吸の切れ目がよくわかるように、五行に分けて書くようにしたのが、五行歌です。
五行に書くというほかに、とくに制約はありません。これを考え出したのは、五行歌の会の主宰者の草壁焔太(くさかべ・えんた)さんです。
五行歌は、音数も自由です。長くても、短くてもかまいません。ただ、詩歌の感じになっていればよいということになっています。
五行歌は、いま生きている言葉、日常、私たちが使っている言葉を使うのが普通です。それを、いま生きている人の、それぞれの呼吸のままにうたうと、自然な、その人らしい生きたうたになります。








































