ハウスの出張授業

スパイスの分類・観察(その1)

暮らしの中の身近な食品・製品に使われているスパイス

まず押さえておきたいポイントは、スパイスは、料理はもちろんのこと、私たちの暮らしの中のさまざまな食品や製品に使われていて、身近で日常的に親しんでいるということ。スパイスは特殊なものではないということです。

たとえば人気メニューのカレーライス。どの家庭でもよく作りますね。その時、カレールウを使いますが、カレールウにはカレーパウダー(カレー粉)という‘スパイスの集合体’が含まれています。このカレーパウダーには20~30種類ものスパイスがブレンドされています。カレーライスを食べる時、いろいろなスパイスを楽しんでいる訳なんですね。

さて、スパイスが使われている食品・製品にはカレールウの他にどのようなものがあるでしょうか?
毎日の食事に欠かせない食品や、いざという時の薬品など、多くのさまざまものに使われています。

家にはどのようなスパイスがあるか、調べてみよう。あらたな発見も!

★キッチンや食卓でよく登場するスパイスは?

(Ex:こしょう、唐辛子、わさび、しょうが、山椒、ローリエ、・・・など)

★食品では?その食品の中にどんなスパイスが使われている?

(Ex:カレールウ、ケチャップ、ウスターソース、ドレッシング、マヨネーズ、・・・など)

★製品では?その製品の中にどんなスパイスが使われている?

(Ex:薬品、防腐剤・防臭剤・殺虫剤、・・・など)

ミニ知識 カレーパウダー(カレー粉)について

カレーパウダーの原形となったのは‘ガラムマサラ’。
ガラムマサラはインドのミックススパイスのことで、ヒンディー語でマサラ=混合スパイスを挽いたもの、ガラム=熱い(Hot)、温かい(Warm)という意味です。マサラの中でも特に体を温める働きのあるものを指します。ガラムマサラは古来よりインド料理に欠かせない万能スパイス。とは言え、今でこそ市販のものもありますが、多くは各家庭ごとに3~10種類のスパイスをブレンドして作っています。

カレーパウダーはこのガラムマサラをもとに、イギリス人の手によって開発され、商品化されました。日本には明治初期にイギリスから入ってきましたが、今や世界第2位のカレーパウダー消費国となっています。日本生まれの独自のメニューもいろいろあります。

【ガラムマサラ】【カレーパウダー】

参考データや詳細解説

スパイスは植物

料理はもちろん、暮らしの中の身近な食品や製品にもさまざまに使われているスパイス。さて、そのスパイスとは、一体何でしょうか?

スパイスは、すべて植物です。
スパイスは、熱帯や亜熱帯、温帯地域などに産する植物の実、種、花やつぼみ、葉や茎、樹皮、根茎などをおもに乾燥させたものです。もう少し詳しく定義づけするとすれば、特徴のある香りを持ち、飲食物に風味や辛味を付けたり、着色したりするとともに、食欲増進や消化吸収を助けたりする働きを持つものです。
(スパイスの中で、特に葉や茎の部分を使い、乾燥させないで生の状態で使うことが多いのがハーブ。ハーブ以外のものだけをスパイスと呼ぶこともありますが、スパイスとハーブ、その使い分けはそれほど明確なものではありません。)

では、皆さんもよくご存知の代表的なスパイスをそれぞれ実、種、花やつぼみ、葉や茎、樹皮、根茎に分けて見てみましょう。

<教材冊子『スパイスのはたらきを科学する』より転載>

参考データや詳細解説

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