ハウスの出張授業

日本の食生活の現状(その1)

自分の家の夕飯で好きな料理・おかず

好きな料理は?食べものは?の問いかけに、児童・生徒たちからは、さまざまな答えが返ってくることでしょう。
本カリキュラムのスタートは、自分自身が、どんな料理や食べものが好きなのか嫌いなのか、毎日どのような食事をしているのか、などをあらためて確認するところから始めます。

「健康寿命」「平均寿命」ともに世界トップクラス!日本型食生活を見直してみよう

日本は、
「健康寿命」(元気に健康に生きる期間)が世界一です。
この結果を支えているキーポイントは「日本型食生活」にあります。栄養バランスのよい食生活が、寝たきりの原因に大きく関わる生活習慣病(高血圧・高脂血症、糖尿病、高コレステロール血症など)を減らしているのです(※寝たきりの2大原因は、脳卒中と骨折・転倒)。健康長寿の鍵は「日本型食生活」。

そして、
「平均寿命」も世界トップクラスです。
平均寿命が延び、高齢社会が進む日本。ますます元気に健康に歳を重ねていくことが大切になってきます。しかしながら、一方で、寝たきりなどで介護を余儀なくされる高齢者が今後も増え続けると推測されます。

寝たきりを防ぐには、生活習慣病を防ぐことが重要です。生活習慣病にならないためには、まずは肥満に気をつけること。生活習慣病の3〜6割は、肥満や過体重が原因であると言われています。
栄養バランスのよい食事をとり、ストレスや疲労を癒し、運動を心がけるなど、生活習慣を改善することによって、これからも健康寿命を延ばし、健康長寿でありたいものです。
そのためにも、今ここで、日本型食生活を見直してみませんか?

健康寿命とは

平均寿命から、重いけがや病気によって寝たきりになるなどの健康障害期間を差し引いた寿命のこと。つまり健康に生きる期間。日本は<男性71.19歳/女性74.21歳>(2013年厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」)。

平均寿命とは

ゼロ歳の人が肉体的に何歳まで生きられるかを予測した平均余命のこと。日本は<男性80.98歳/女性87.14歳>(2016年厚生労働省簡易生命表の概況)。男性・女性ともに世界1位の長寿国。

参考データや詳細解説

食生活の洋風化による問題点⇒肥満などから生活習慣病へ

最初の項「自分の家の夕飯で好きな料理・おかず」でもあきらかなように、現在のこどもたちはどちらかというと洋風料理が好き。
伝統的な日本の食生活は、高塩分であることや、タンパク質や脂肪やカルシウムの不足などの欠点もありましたが、洋風化が進んだことによって欠点が補われ、栄養バランスのよい健康的で豊かな食生活として、「日本型食生活」の優れた点が世界から高く評価されるようになりました。健康寿命世界一のキーポイントでもあります。

ところが・・・このほどよい洋風化を越えてしまったのが、現在です。脂質の取りすぎが問題になってきています。
この脂質の過剰摂取に加え、朝食抜きや無理なダイエットなどにより、栄養バランスが大きく乱れ始めています。

※小学生では、ハンバーグやフライ、スパゲッティなど好きな料理には動物性脂肪が多く、間食は糖質や脂肪に偏りがちな傾向があります。また、やわらかい食べものを多く摂取するため、かむ力が低下し、かたい食品が苦手になってきています。加えて、夜型の生活になるこどもが増え、夜食、朝食抜き、運動不足などの問題も出てきています。女の子の中にはダイエット志向も見られます。
※中学生では、家族と違う生活リズムを過ごすことが多くなり、偏ったでき合いのもので食事をすませたり、菓子類で空腹を満たすといったケースが起こりがちに。また、朝食抜きも増えています。やせ願望が強まる傾向があり、無理なダイエットを続ける女子も出てきています。

参考データや詳細解説

この栄養バランスの乱れは、さまざまな問題を引き起こしています。
特に、脂質の過剰摂取などによる、肥満の増加(朝食抜きにおいても、かえって太りやすくなることが指摘されています)。肥満は万病の元と言われるように、生活習慣病(前項参照)へつながります。こどもたちの肥満は小児生活習慣病の原因になります。

健康に過ごすために、元気に歳を重ねるために、栄養バランスのよい、規則正しい食生活を常に心がけていきたいものです。

参考データや詳細解説

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