廃棄物の削減・リサイクルの推進

工場、研究機関、オフィス、それぞれで廃棄物削減へ取り組んでいます。

工場の取り組み

工場における廃棄物削減

2010年度に工場(サンハウス食品含む)から排出された廃棄物量は5,460トンとなり、2009年度と比較して2%増加しました。増加した原因は、品質上の理由から使用できなくなったスパイス原料の廃棄です。

廃棄物はリサイクル率99%以上と、ほぼすべてリサイクルされております。

図:生産における廃棄物量およびリサイクル率の推移(ハウス食品全工場+サンハウス)

廃棄物処理委託先への定期的な視察の実施

工場では、排出する産業廃棄物の収集運搬、中間処理、最終処分の委託先に毎年1〜2回訪問し、契約書通り適正に処理が実施されていることの確認を行っています。各工場の担当者が直接訪問し、社内の要領書とチェックリストにもとづき確認を行います。是正すべき内容が発見された場合は、両社の話し合いにより速やかな改善を図っています。


訪問視察を定期的に実施

使用済みの麻袋をリユース

カレーパウダーの原料であるスパイスは、麻袋に入って納品されます。麻には、雑草抑制効果、防虫効果があるうえ、自然素材のため最終的に土に還り廃棄物になりません。
奈良工場ではこの麻の特性を活用したいと、大和郡山市役所地域振興課に相談。「JAならけん」の協力で農家の皆さまにお届けし、田畑に敷いていただいています。その効果の高さから大変好評で、多くの農家の方からご要望をいただいています。


田畑で有効活用されている使用済み麻袋

静岡工場 静岡県知事褒賞を受賞

静岡県が産業廃棄物の減量化や再生利用などに積極的に取り組む団体を表彰する「産業廃棄物適正処理推進功労者」として2010年5月31日、静岡工場が知事褒賞を受賞しました。これは、廃棄物低減活動として日々行っている (1)廃棄物量削減 (2)再資源化率アップ (3)最終処分率低減等の成果を評価いただいたものです。褒賞をいただいたことでモチベーションを上げ、さらなる活動推進へとつなげています。


受賞した静岡工場のメンバー

オフィスの取り組み

オフィスにおける廃棄物削減

オフィスにおいては、両面印刷の推進や試作食材の無駄のない発注、さらには排出されるゴミの量を計量してチェックするなど、廃棄物削減に対する意識が徹底されています。しかしながら、ハウス食品の研究開発部門であるソマテックセンターにおいて古い分析機器類を廃棄したため、2009年度と比較して6%増加しました。
2011年度についても新たな目標を設定し、オフィスの廃棄物量削減に取り組んでいきます。

図:オフィスにおける廃棄物量およびリサイクル率の推移

分析検査でのサンプル量を削減

ハウス食品分析テクノサービスでは、ハウス食品の工場に納品される原料の受け入れ検査を行っています。微生物検査をするサンプルは少量で足りるにもかかわらず、キログラム単位で納入されていました。そこで、ハウス食品資材部、工場の資材チーム、そして原料メーカーの方々のご協力をいただき、できる限り少量で納入していただくことができるようになりました。
2010年度は、1袋5sで受け入れていたワサビを500gに小口化、年間では472sものサンプル量を削減することができました。今後も、受け入れ検査のレベルアップを継続しながら、無駄を排除し廃棄物の削減に取り組んでいきます。


改善前と改善後(右)のサンプル

排水処理設備の改善による汚泥の削減

ハウス食品の研究開発部門であるソマテックセンターから排出される廃棄物で最も量が多いのが、廃水処理で発生する汚泥です。廃水処理設備には脱水設備がないため、これまでは水分を多量に含んだ汚泥を年間50トン排出していました。
汚泥の水分量に着目し、汚泥を沈殿させて上澄みを廃水処理設備に戻す案が浮上。改善を進めた結果、年間50トン排出されていた汚泥を14トンも削減することができました。これは、ソマテックセンターから排出される廃棄物の10%にあたります。


廃水処理設備

会計帳簿電子保存化による廃棄物削減

ハウス食品では、既に会計帳簿の電子化を実施していますが、2009年度に、国内関係会社9社についても所轄税務署長へ承認申請書を提出しました。この会計帳簿の電子保存化により2010年4月以降は、関係会社会計帳票類印刷物の約57%(年間約8万枚)を削減できました。今後も、このような取り組みを展開することで、オフィスの廃棄物削減を推進していきます。

廃棄物分別・計量

各事業所では、廃棄物の分別を徹底しています。また、社員自らが一日に排出したゴミを計量しています。実際に自分達がどのゴミをどのくらい出しているかを把握することで、ゴミを減らす意識を高めると同時に、分別のチェックも行っています。

写真:廃棄物分別・計量

賞味期限切れなどによる製品廃棄の削減

賞味期限などの理由から廃棄された製品は、2010年度は721トンとなり、2009年度と比較して、約8%削減しました。今後とも需要予測の精度向上、市場に対応した生産体制を推進し、製品の廃棄削減に努めていきます。

図:製品廃棄量の推移

グループ会社の取り組み

新排水処理設備による汚泥削減

サンハウス食品では、2010年5月、新排水処理設備を建設しました。この設備により汚泥の発生量が従来比で1/3に削減できます。近隣住民の方々への配慮として、臭いの発生を抑える作用もあります。

ページトップへ